コムギココメコ

備忘録と不備忘録を行ったり来たり

整体に行った結果、枕と作曲ソフトを買った話

 日々をループしていたら夏になってしまった。このまま行くと秋になり冬になり2020年になり2034年になりそしてn年に死んでしまうのではないか。日々メメントモっとかないといけないことが分かる。

 最近の近況について話す。まず、身体がなんとなく重いような気がしたので、生まれて初めて整体に行くことにした。時々肩が凝ることはあるが、そこまで重症ではなさそうだったので放置していたが、1回くらい整体に行っておいたほうが話のネタになるかなと思い、口コミで良さそうなところを予約した。話のネタになるから、という理由でどこかに行くことがあるので、そのうち話のネタになるから天国とか未来などに行くかもしれない。

 当日整体に行ってみる。軽いカウンセリングを受けた後、全身をマッサージしてもらう。「どうですかね」と聞いてみると、「バキバキですね」と答えが返ってきた。バキバキすぎて刃牙になった。姿勢が悪いため、首、肩、背中がグラップラーになりやすいらしい。社会に対して後ろめたい気持ちがある人間は兎角姿勢が悪くなりがちである。ポジティブになるため宗教をやろうと決意を新たにしつつ、整体は終わった。

 その足でオーダーメイドの枕を買いに行った。頭の形を計測して、それを元にして枕の中に入れる素材や枕の高さを変えるらしい。実際に寝てみて枕を微調節する。しっくりくるところを教えて、完成させていく。調節が終わり、枕カバーを買ってお会計になる。結構時間がかかると思っていたが、調整含め1時間もたたずに受け取ることができた。安いまくらよりは数段寝やすいが、3万円弱するため、よく考えてから買ったほうがいいかもしれない。3万円あったら牛丼を100杯弱食べることができるため、そういう生き方もありだと思う。正解はない。

 そしてその足で楽器屋に行った。私の趣味は短歌と小説とラーメン屋巡りだが、時々音楽に似たような何かを作ったりしている。Soundcloudにアップしている曲は音楽と呼んではいけないグロテスクな何かだが、パソコン内にはまともなものもある。今まで無料のソフトを使っていたが、もう少し楽に作業を行いたくなったので、ソフトとオーディオインターフェイスMIDIコントローラー、MIDIキーボードを購入した。今は試行錯誤しながら楽しく触っている。今はぐちゃぐちゃなものしか作れないが、「大体5年くらい続けているとまともなものができる」という個人的な持論があるので、気長にやっていこうと思う。Twitterも5年ほどたってから急にフォロワーが増えて人間性が消えたし、短歌は2年弱やって初めて選者に短歌を選んでもらい、ネットプリントに掲載された。曲作りはまだスタートラインである。趣味への気力があるうちに、何かしらで社会に出ていきたい。

 5年以上人生をやってきているのですが、まともに人間になっているのかはまだ分からない。

文学フリマに出る話など

 人生には気づきの瞬間があり、気付きの内容によって喜んだり絶望したりと、様々な反応をする。数十年生きてきて最近気づいたことは、同じ時間に起きるのが苦痛だということである。なぜ朝早く同じ時間に起きなければいけないのかと自問自答してしまう。まだ自問自答するだけなので、特に遅刻をしているわけではない。しかし、年を取った時に朝自問自答をせずに起きる自分を想像することができない。いつか起きるのをやめてしまいそうで、いや、いつの日か起きるのをやめてしまうだろう。

 いつか全てを投げ出してしまうのではという不安に対抗するために、何か行動を起こさないとという気持ちになった。新しい体験によって、全てを投げ出すXデーを先延ばしにするのだ。今までは精神に引きこもりすぎたので、そろそろ外側に出て存在を示していかないといけない(誰に対して?)。Twitterでいくらネタ的なことを呟いていても意味がないのだ。気が付くのに7年近くかかってしまった。みんな色々動いているというのに、自分には動きがなかった。その結果Twitter人間性が薄れていき、bot扱いされるに至った。botになるためにTwitterをやっているわけではない。

 そろそろ色んなところに出る必要がある。まず1つ目として、小説を外に出すことに決めた。今年の秋の文学フリマに参加することがほぼ確定した。お金を払ってしまうことにより、逃げられない状況を作った。友人と「学生」をテーマにした小説の合同誌を作ることが大体決まっている。最近は小説を書いていないが、今の自分に何が書けるのかを知るのとともに、今までブログにアップしてきた小説たちの第一次集大成を見せられればいいと思う。

 また、短歌集も出せればいいと考えている。去年あたりから本腰を入れて短歌について考えるようになっている。連作と今まで作ったものを入れた、音楽でいえばEPくらいの量の短歌集を想定している。

 合同誌、短歌集の両方に関しては、また時期が近付いたら詳しい情報が出せると思う。11月に僕と握手!

 量より質という考え方はあるが、創作関係は量を出す必要があると思う。とにかく他の人の目に入る量を増やす。瓦礫の山から一つでも自他ともに良いものができれば万々歳である。

 1年も5回の表が終わった。1月に考えた目標はすっかり忘れてしまった。細かく目標を決めると覚えられないという欠点も見えた。そこで2017年下半期目標を記しておく。

・小説、短歌を文学フリマに出す

・本を20冊読む

・選歌がある短歌投稿媒体に自分の短歌が載る

 3つにしておけば覚えられるだろう。着々と2017年は終わりに近づいている。終わるために始まらなければならないのだ。現実から抜け出して現実´に行くためには、ひたすら壁に頭をぶつけ続けるしかない。

2017年に買った(借りた)アルバム②

 2017年に買った(借りた)アルバム紹介の第2弾です。ネットの情報から新しいアーティストやアルバムを知る場合があるので、それらに対する還元的な意味合いと、今年はどれだけ借りたのかという備忘録的な意味合いがあります。ただ、それだけです。

 

石野卓球『Mix Up Vol. 1』 

MIX-UP(1)feat.DJ.タッキュー・イシノ

MIX-UP(1)feat.DJ.タッキュー・イシノ

 

  1995年発売。電気グルーヴの楽曲制作を受け持つ石野卓球によるDJミックス。1曲目のDUMDUM TV「D.D.T.Vμ-ZIQ INVADE」では面食らうが、基本的には踊れるタイプのミックス。

 

北園みなみ『lumiere』

lumiere

lumiere

 

 2015年発売。ポップス職人、北園みなみの2枚目のミニアルバム。3枚目のミニアルバムである「Never Let Me Go」は冬の匂い漂う名アルバムだったが、このアルバムは1曲目の「夕霧」以外個人的にはしっくりこなかった。 

www.youtube.com

 

Autechre『Move Of Ten』

Move Of Ten [日本先行発売!!・ボーナストラック付き国内盤] (BRE-31)

Move Of Ten [日本先行発売!!・ボーナストラック付き国内盤] (BRE-31)

 

  2010年発売。収録時間は53分ほどだがEP扱い。このEPの前に発売された『Oversteps』と比べると、のれる曲が多いと思う。しかし、Autechreなので素直にはのらせてくれない。

 

Coldcut『Sound Mirrors』

Sound Mirrors

Sound Mirrors

 

 2006年発売。日本ではガキの使いのオープニングが有名なColdcutが、前作から9年ぶりにリリースしたアルバム。私としては初Coldcutだったが、抱いていたイメージ(もっとカットアップを多用すると思っていた)と違い、あまりしっくりこなかった。歌ものが多い。

 

LCD SoundsystemLCD Soundsystem

Lcd Soundsystem (Dig)

Lcd Soundsystem (Dig)

 

  2005年発売。踊れるパンクロックが2枚組で入った、LCD Soundsystemの1stアルバム。4つ打ち主体のロックは最近では結構多いが、今でもカッコよさを保っている。

 

これで合計10枚になりました。

 

 

短歌(351~360)

 短歌を10首並べるコーナーです。

 

 最近は連作を作ってみようと考えている。タイトルだけはずっと使いたいものがあって、それは「地方都市EP」という名前である。テーマはおそらく地方都市である。今回の短歌には関係がない。また、今年の秋の文フリでは小説と短歌を配布するよていである。これも今回の短歌には関係がない。

 

【351~360】

葉桜かどうかは私が決めること今を今だと思わず進め

 

いつもいつも私を不幸にしてくれる君がちぎって分けてくれるパン

 

ノーロープ有刺鉄線恋心電流爆破超デスマッチ

 

あ、どうも。短歌の神の息子です。警備会社に勤務してます。

 

牛乳に相談なんてできるかよ世界は全て恋敵だぞ

 

友人は微笑む 顔を入れ替えるアプリで遺体になっている俺

 

番号札5番がよく似合っている 君の前世は5番なのだろう

 

神様とじゃんけんをして負けたので人間として生かされている

 

現実を長い時間直視すると失明するおそれがあります

 

ビー玉の中で美しく歪むペットボトルと食いかけと俺

 

 

 次回もよろしくお願いします。

魔法が使えなくても生きたい

 皆さんの中には精神というものが存在する。基本的に精神は無言であるが、たまにウムになったりアーになったりウーになったりアッアッになったりする。年を取るにつれてウムやアーやウーやアッアッは増えていく傾向にある。なぜなら自由が利かなくなるからだ。少しずつ義務が増えていき、日常的なプレッシャーとなぜ俺はこんな人生なのかという解決されない疑問と将来へのただぼんやりとした不安がごちゃ混ぜになる。その結果Twitterで鬱々としたポエムを連投し始めたり、社会に対する不満が吐き捨てられたツイートをひたすらRTするようになる。こんな現実なら生まれる前に生まれるか否かこちらで判断させてくれと思ってしまってもしょうがない。

 何かに対するぼんやりとした不安を抱えたとき、人々が何に走るかは個人差がある。私の場合はある特定のアーティストの曲ばかり聴くようになる。例をあげると、椎名林檎倉橋ヨエコアーバンギャルド戸川純などだ。要するに耳がメンヘラになるわけである。Coccoは入っていない。

 特に以下の動画をひたすら繰り返して見ることが最近多い。

www.youtube.com

 この曲は「さよならをおしえて」という曲だ。この動画のアレンジが個人的に1番好きである。元々この曲はフランソワーズ・アルディというフランスの歌手の『Comment te dire adieu(さよならを教えて)』のカバーなのだが、かなり禍々しい歌詞に変化している。どちらの曲もいい曲なので、みなさん何かしらの方法で聴きましょう。

 この動画を見ると、歌う前と歌っている時ではかなり表情が変わる。何かが憑依したようだ。その姿に非常に憧れを覚えるし、動画の途中で手招きをしている戸川純に誘われて、そのまま動画の向こう側に行ってしまいそうである。

 おそらく、というか確実に、私には変身願望があると思う。以前女装をする機会があったのだが、あれはハマる人がいても仕方ないなと感じた。鏡に普段の自分ではない人間が写っているとき、何とも言えない気分の良さを感じるのだ。私は大体の人のルート漏れず、大学4年生のときに就職活動をしていたのだが、Tommy February6椎名林檎セカンドアルバムのジャケットになろうと考えていた。

f:id:komugikokomeko:20170611222749j:plain

f:id:komugikokomeko:20170611223215j:plain

しかし、面接で落ちてしまい、色々あって今は世田谷区にあるラーメン屋さんに、もう冷やし中華をやめるように圧力をかけるバイトをしている。先輩に圧力のかけ方を教えてもらいながら、正社員を目指して頑張っているが、Tommy February6椎名林檎セカンドアルバムのジャケットになるという夢も捨てきれないままである。

 ある日、朝目覚めてみると魔法が使えるようになり、その力でTommy February6椎名林檎セカンドアルバムのジャケットになることができるのが1番良い方法である。しかし無理な話である。現実はいつまで経っても現実であり、どこまで行っても現実である。そういう事実を突きつけられ続けると、何もかも嫌になるときがある。そしてまだ死にたくないと思うのだ。まだ死にたくないという思いはいつも持ち続けている。死にたいにベクトルが行く人も多いが、なぜ現実に折れてこっちが死ななきゃいけないんだよと思ってしまう。最後の最後まで現実に譲歩したくはない。

 何とか生き残り続けて、ひたすら現実の壁を殴っていたら、いつの日か椎名林檎のPVのように、現実がバラバラに砕け散るかもしれない。その日まではどうにか生き続けたい。

 

2017年に買った(借りた)アルバム①

 アルバムをちょくちょく買っている。新作旧作は問わない。私は飽きっぽいので、同じ曲をずっとは聴いていられない。また、アルバムに対しての好奇心は旺盛なので、少し気になる曲があるとその曲が収録されたアルバムがほしくなる。

 2017年どれくらいアルバムを買った(借りた)のかが気になったので、備忘録としてブログにアップする。ブログのプロフィールに「不備忘録」と書いてあるが、気にしない。洋食って看板に書いてあるくせに和食をバリバリ提供しているお店はいっぱいあるのだから。

 また、ただ並べるのもアレ(アレには好きな言葉を当てはめましょう。言葉は自由なのだから)なので、感想を一言二言述べている。しっくりこなかったものは「しっくりこなかった」と書く。しっくりくるかどうかは通販番組でよくあるフレーズを引用しておきたい。

※個人差があります。

 気になるものがあったら買うなり借りるなりしてほしい。しなくてもいい。人生はあなた自身が決めるのだから……。

 

想い出波止場『水中JOE』

水中JOE (HQCD)

水中JOE (HQCD)

 

  1992年発売。カオスとカッコよさと気の抜けた感じに溺れるアルバム。当ブログでも紹介済み。

komugikokomeko.hatenablog.com

 

The Avalanches『Since I Left You』 

Since I Left You

Since I Left You

 

  2000年発売。サンプリングミュージックで1番多幸感のあるアルバム。おもちゃ箱のように音楽が飛び出す。当ブログで紹介済み。

komugikokomeko.hatenablog.com

 

 STUTS『Pushin'』

Pushin'

Pushin'

 

  2016年発売。PUNPEEとの共作「夜を使い果たして」は2016年でも5本の指に入る名曲ではなかろうか。

www.youtube.com

 

The Cinematic Orchestra『Every Day』

Every Day

Every Day

 

 2002年発売。架空映画音楽集団。3枚あるアルバムの中で1番好き。特に『All Things to All Men』はラップとジャズが融合し、スリリングささえ感じる。

 

Amon Tobin『Bricolage

Bricolage

Bricolage

 

 1997年発売。私の中で2番目に好きなアーティスト 。他の作品で見られるハチャメチャさはまだ感じないが、カッコイイブレイクビーツが聴けるアルバムである。

 

 毎回5枚ほど紹介していく予定である。

芸術家タイプなんてごまかさずに社会不適合者と正直に言ってくれ

 地方都市で生きている人間からすると、東京は全てがある場所のように見えてしまう。地方都市には最低限が存在するが、それ以上は見つからない。何かを見つけるためには、東京に行くしかない。なんだかんだ言って、東京が1番良いに決まっている。地方都市についての短歌の連作を作ろうと考え始めている。

 先週東京に行く用事があった。私の仕事はブログを読んでいればお分かりのように、食パン専門の耳鼻科である。学会が東京で行われるため、新幹線で東京へ向かった。

 学会に出席し、偉い人の話を半永久的に聞いた後、懇親会に参加する。食パン専門の神経科なども将来作られるかもしれませんねなどと適当に喋り、その後ビジネスホテルに泊まる。ビジネスホテルでは眠るまで通販番組を見ている。通販番組ほど何も考えずに見ることのできる番組はない。最近は青汁がすごいらしい。人間もすごいんだぞ。

 翌日はタワレコに行った。気になっているアルバムを買った。特に話す相手はいない。

 その後渋谷の中古CDショップに行った。大量のCDが所狭しと並べられていて、思わず圧倒されてしまう。何時間も掘り続けないといけないなと思ったが、友人と一緒だったので急いで欲しいアルバムを5枚ほど見つけて購入する。今後何回か通わなければいけないなと感じた。欲しいCDを掘り当てるのは楽しい。いつまでも時間をつぶすことができるだろう。

 その後は高円寺あたりをふらふらしていた。根がサブカルなので、そういう場所をふらふらするのは楽しい。そういった空気感で一生生活できればと思うのだが、お金が無いとどうにもこうにもならないので、好きな空間で深呼吸をしたあと、息を止めて働く。環境には不満がないが、仕事や社会という概念と適合しないのでどうにもならない。適職診断でずっと芸術家タイプと言われた人間の成れの果てだ。芸術家タイプの皆さん、一緒に村を作りませんか?

 友人たちとお酒を飲む機会があった。そこで「宗教にはまりそう」と言われてしまう。確かにと思ってしまう。常に救われたいと思っているし、救われるために何かに取り組んでいる。最近は短歌だ。単価が宗教に置き換わってしまうことだってあり得る。というよりも、短歌を宗教として崇めているのかもしれない。なんとなく救われたいという気持ちを抱きながら、短歌を作ったり文章を書いたりTwitterで無意味を生み出したりしている。生活が終わっているわけでもないのに救われたいのは甘えなのだろうか。弱い人間である。なんとなく救われたい人、一緒に宗教を立ち上げませんか? あ、最近大川隆法に似た人を街中で見かけました。