コムギココメコ

備忘録と不備忘録を行ったり来たり

ザマギ『All Bonus Tracks』

2005年リリース。ヒップホップグループ、ザマギの1stアルバムである。 ボーナストラックとは基本的に最後に入っている肩の力が抜けている曲である(度が過ぎると悪ふざけになったり、手抜きになったりするので、ボーナストラックを入れるのは意外にリスキーな…

【好きな短歌⑤】公園のふたりは黙る しゃべるより芝生のほうがおもしろいから/斉藤斎藤

公園のふたりは黙る しゃべるより芝生のほうがおもしろいから 斉藤斎藤『比例区は心の花』(斉藤斎藤『人の道、死ぬと町』収録) 誰かといる時に話が盛り上がるという状況は、相手と話している状態が心地よいと言える。2人の関係は友人なのかもしれないし、恋…

紅茶とコーヒーがコンビを組んだら、どういう漫才をするのだろうか

朝起きて意識がはっきりしてきてから、ドスドスという音が時々聞こえることに気が付く。考えられたのは誰かが跳ねまわっているのか、ぶつかり稽古でもしているのか、それとも誰かが私の家に侵入しているのかの3択で、最後の選択肢だった場合、ネズミならまだ…

第27回文学フリマ東京に参加するまで、参加、参加して

毎年1回もしくは2回、インド料理を食べる機会がある。なぜかというと、文学フリマ東京に参加しているからだ。 11月25日(日)に、第27回文学フリマ東京が行われた。過去最多のサークルが出店したとのことだった。今回は、第27回文学フリマに参加するまで、参加…

自選十首など

最近は文フリで出すブースの宣伝マシンになっている気がする。 ガシャーン ガシャーン 文フリ宣伝ロボだよ 自動で宣伝をしてくれるすごいやつだよ とりあえずやれる宣伝はやっていきたいと思う。 ダメ押しのように宣伝をしておくと、2018年11月25日(日)に文…

好きなジャケット/文フリ(ドラムとハイハット)

最近のことを思い出そうとするが、特に変わったことはなかったなということに気づく。道を歩いていたらどこからともなく大きいくしゃみがやってきて、その瞬間鳥がばさばさと飛び立っていったのが面白かったり、漫才でよく、手でドアを開ける真似をしてお店…

怖い卓球部『スマッシュ1』

世の中にはコンピレーションアルバムというものがある。 割と見かけるものとしては、あるアーティストの既存の曲を再編集したアルバム(ベストアルバムも含まれるのだろうか)や、とあるレーベルに所属しているアーティストの曲を詰め込んだものが挙げられる。…

私の頭の中のIKKO

夕方、訳も分からず病院へ行くことになった。状況も呑み込めないまま車に乗せられる。どうやら父方の叔父が今日もたないだろうという話で、最期を看取りに行くとのことだった。 だが、自分はその親戚にあまり思い入れがなかった。小学生の時に何回か会ったこ…

【好きな短歌④】ボウリングだっつってんのになぜサンダル 靴下はある あるの じゃいいや/宇都宮敦

ボウリングだっつってんのになぜサンダル 靴下はある あるの じゃいいや 宇都宮敦『ギブン・ソングス』(ねむらない樹 vol.1,2018) 人によって、好きな短歌、心を動かされる短歌の基準になるものが多少なりともあると思う。数十年にわたり一貫している人もい…

Franz Ferdinand『Always Ascending』

Franz Ferdinand『Always Ascending』 2018年リリース。スコットランドのロックバンド、Franz Ferdinandの5thアルバム。日本にもたびたび来日しており、2ndアルバムに収録されている『Do You Want To』がウォークマンのCMで使われたり、ミュージックステーシ…

第193回ガルマン歌会に参加しました

8月はお盆の存在により、少しだけ長い休みを取ることができた。私は普段新潟に存在しているが、元々は関東出身のため、実家に戻ってから揚げを食べたり、鎌倉に行ってジンジャエールを飲んだりした。 鎌倉旅行については、以下の記事から見ることができます…

【好きな短歌③】上海に行ってくるよと、津田沼に行ってきたよと報告し合う/五島諭

上海に行ってくるよと、津田沼に行ってきたよと報告し合う/五島諭 (五島諭『緑の祠』,2013年) どこかに行く/行ったという報告を誰かにするときは、大体はあまり行ったことの無い場所に行く/行った時である。 この歌でも、人物Aは上海に行ってくることを報…

鎌倉に行って歩いたこんな場所だったっけな

最近あったことについて書いてみる。 中学時代の友人たちと鎌倉に行く機会があった。大仏やLoveずっきゅんで出てくる由比ヶ浜などで有名なスポットだ。修学旅行で行ったことのある人もいるだろう。 鎌倉は、小学校の修学旅行の時に一回行ったことがあったの…

2814『新しい日の誕生』

2015年リリース。t e l e p a t h テレパシー能力者とHKEからなるユニット、2814の2ndアルバム。 Vaporwaveのカテゴリーで語られることが多いこのアルバムだが、スクリュー、ループされたノスタルジアを漂わせる、真っすぐなVaporwaveからはかけ離れている。…

第9回漂流歌会に参加しました

東京は分母が多い。 様々なイベントの数が多いため、面白いイベントに巡り合う可能性も高くなる。その分、ハズレを引く可能性もあるのだが。まあ、地方にいると、引けるもの自体がかなり限られていることも多く、やはりイベントの分母が多いことはそれだけで…

天気予報『雰囲気』(2018年に購入/レンタルしたアルバム)

天気予報『雰囲気』 2017年リリース。天気予報の2ndアルバム。おかしなアーティスト名から察せられる通り、Vaporwaveに属している。 Vaporwaveには、様々なサブジャンルが存在している。その中の1つにBroken Transmission(もしくはsignalwave)というものがあ…

【好きな短歌②】「下剤飲んだからかな・・・」って話してる人がいたんだけれど そうだろ/伊舎堂仁

「下剤飲んだからかな・・・」って話してる人がいたんだけれど そうだろ/伊舎堂仁 (伊舎堂仁「100万」、2018年) 電車に乗っている時や、外食をしている時、ふと他人の会話を受信してしまう時がある。だいたいの場合、それらの会話は進行中のものであるた…

SAYOHIMEBOU『卡拉OK♫スターダスト東風』(2018年に購入/レンタルしたアルバム)

今年聴いたアルバムの紹介をしていく。アルバムを買う/借りるペースと、ブログを書いていくペースが全く合っていないため、どんどん溜まっていく一方である。今回紹介するアルバムもおそらくまだ雪が降っていた頃に購入したものである。 結構時期によって購…

The Caretaker『An empty bliss beyond this World』(2018年に購入/レンタルしたアルバム)

寝る時に音楽をかけていないと安心して眠れない。無音、なおかつ眠る前は頭の中で反省文を書くのに最適な時間だからだ。音楽があったほうが気持ちよく眠れるのだが、歌詞やリズムが耳につくことがあるため、専らアンビエントを聴くことになる。 今回は寝る前…

保坂和志『カフカ式練習帳』(2018年に読んだ本・冊子)

基本的に文章と言うものは、完結する。どこか作者の意図するゴールに向かって文章は進んでいく。 小説も同じだ。基本的には結末に向かって進んでいく。まるでチャンネルを回したかのように、文章の意味、設定、空気が途中で違うものになることはほとんどない…

石井は生きている歌会@福島に参加しました

遠足感、というものがあると私は考えている。 楽しみなものかつ、まだ何が起こるか分からないものが近づいてきたとき、頭の中でずっとカウントダウンの数字が刻まれていて、ずっとカチカチ鳴っているような気がする。何か別の作業をしていても、ふとした瞬間…

V.A.『WEB / そ の 意 味 で』(2018年に購入/レンタルしたアルバム)

深夜、寝落ちしそうな時に流れているテレビのCM。スーパーなどで流れている曲名があるかどうかも怪しいフュージョン。建物の中で流れる頭にのこらない音楽。それらに耳を傾けてみると、案外面白い発見があったりする。 Vaporwaveというジャンルがある。昔の…

ナイス害『フラッシュバックに勝つる』(2018年に読んだ本・冊子)

人は良い思い出と嫌な思い出を混ぜこぜに積み上げながら生きていく。積み上げたものに光が差したとき、見えるのはいつも嫌な思い出である。 良い思い出はふとした瞬間に思い出すことが無いように思える。ふわふわすべすべしていて、暖かい思い出たちは心に置…

アップルパイを初めて食べた

私は一般の人々に比べて、食べたことの無いものが多いらしい。 例えば、パスタだとつい半年前までミートソース(などを代表とするトマトソースを使用したもの)とナポリタンしか食べたことが無かった。半年前にやっとペペロンチーノを食べたが、まだカルボナー…

Nicolas Jaar『Sirens』(2018年に購入/レンタルしたアルバム)

Nicolas Jaar『Sirens』 2016年リリース。 RA(Resident Advisor)という、エレクトロニックミュージックを取り扱う音楽メディア兼ウェブサイトが存在する。その中にアルバムのレビューがあり、丁寧なことにSoundcloudやBandcampのリンクが載っているものもあ…

同人誌『She Loves The Router』(2018年に読んだ本・冊子)

家に大量の未読本がある。読む量と買う量が釣り合っていないためだ、3000円までだったら「おっ! お買い得じゃん」と思ってつい本やCDを購入してしまう。「本や」と打つと指がキーボードが踏み外して「ほにゃ」と打ってしまう。かわいらしい。 本はその時売…

石野卓球『ACID TEKNO DISKO BEATz』(2018年に購入/レンタルしたアルバム)

石野卓球『ACID TEKNO DISKO BEATz』 2017年リリース。電気グルーヴの結構ヤバい方、石野卓球の9枚目のアルバム。 前作の『Lunatique』が官能的(音楽で官能的だと思えるもの、結構少ないと思う)でかなり良かったため、今回はどうだろうかと思いつつ春あたり…

ランニングマシンに初めて乗った

年々体力が無くなってきているような気がする。それに比例して、気力も失われている気がする。小説や短歌、もしくは何らかの文章を書こうと決心してから実行に移すまでには一定の気力が必要になるが、仕事などで疲れていると気力が足りず、実行しようとして…

Not Waving『Good Luck』(2018年に購入/レンタルしたアルバム紹介)

Not Waving『Good Luck』 2017年リリース。 一聴すると、無機質でゴツゴツした曲が多い。声が途中で挿入される曲がいくつかあるが、声が入ることで出る柔らかさを意識的に削ぎ落とされているように思える。声がカットアップされて、本来持つ柔らかさを感じる…

【2018年に購入/レンタルしたアルバム】 !!!『Shake The Shudder』

アルバム紹介の時間です。 今まで5枚いっぺんにアルバムを紹介していましたが、どのアルバムを紹介しているのか分かりづらいため、1枚1記事にします。1枚につき500~1000字程度書いていければいいと思います。長すぎず短すぎない量だと感じていますが、こと…