コムギココメコ

備忘録と不備忘録を行ったり来たり

ネプリ・トライアングル(シーズン3)第三回を読みました

2019年は2018年よりも参加する年にするぞと思い、水沼朔太郎さんが主宰する『ネプリトライアングル(シーズン3)』の第三回に参加させていただくことができた。『通常営業』という10首連作が人の手に渡った。この記事がアップされたときには既にネプリの配信…

空気系『simple life』

2018年リリース。空気系の1枚目の作品。 Vaporwaveの中には、signalwave(あるいはbroken transmission)というカテゴリがある。音楽性としては、昔のCMやテレビ番組の一部をスクリューしたものにフィルターをかけて、ループさせている作品が多い。1曲1曲がか…

お守りは神の物販

数年にわたり年末に楽しい予定を入れてみると、その想いがピークに達するのが、実は12月22日あたりだってことが分かった。楽しい予定は12月29日から始まったので、大体1週間前くらいだ。大体ピークは前にやってくる。遊んでいる最中は何も考えないので、気が…

【好きな短歌⑥】全員で死に方さがした日の えっ?えっ、えっ?打ち上げが、あったんですか?/直泰

全員で死に方さがした日の えっ?えっ、えっ?打ち上げが、あったんですか? 直泰『刑務所のみんなで歌ったふたつのJ-POP』(稀風社『墓には言葉はなにひとつ刻まれていなかった』収録) 好き/嫌いや、愛という大きな概念を持つ単語は、自分の感情をストレー…

空中泥棒『Crumbling』

2018年リリース。韓国の宅録アーティスト、空中泥棒による2ndアルバム。正確に言えば、前名義の公衆道徳で1stアルバムを出しているため、空中泥棒名義としては初のアルバムになる。 公衆道徳名義で発表された前作では、アコースティックギターを中心に構えた…

金沢に対してやや尖っていた友人と旅に出る

基本、旅行に行くときはあまり計画を立てないタイプである。 生活の外に出ていくのが旅行だと思っているので、計画という生活で何べんもやらされるようなことをあまりしたくない、というのが本音だ。だから、行く県や街だけ決めて、後は当日歩きながら決める…

2019年はやや気さくでいたい

明けましておめでとうございます。2019年にたどり着くことはできましたか? できなかった人はそういう年もあります。 2019年になった(誰によって?)。去年を振り返ってみると、インターネットの外に出ていく機会が以前より少しずつ増えている気がした。これ…

2018年に購入/レンタルして良かったアルバム10選

2019年がいよいよ始まり、我々はそれに抗うことはできない。 毎年行っている、1年間で購入/レンタルして良かったアルバムを10枚紹介していきたい。アルバムの簡単な感想と、公式で曲をアップロードしている場合はリンクも貼っていきたい。 なお、2018年に「…

ザマギ『All Bonus Tracks』

2005年リリース。ヒップホップグループ、ザマギの1stアルバムである。 ボーナストラックとは基本的に最後に入っている肩の力が抜けている曲である(度が過ぎると悪ふざけになったり、手抜きになったりするので、ボーナストラックを入れるのは意外にリスキーな…

【好きな短歌⑤】公園のふたりは黙る しゃべるより芝生のほうがおもしろいから/斉藤斎藤

公園のふたりは黙る しゃべるより芝生のほうがおもしろいから 斉藤斎藤『比例区は心の花』(斉藤斎藤『人の道、死ぬと町』収録) 誰かといる時に話が盛り上がるという状況は、相手と話している状態が心地よいと言える。2人の関係は友人なのかもしれないし、恋…

紅茶とコーヒーがコンビを組んだら、どういう漫才をするのだろうか

朝起きて意識がはっきりしてきてから、ドスドスという音が時々聞こえることに気が付く。考えられたのは誰かが跳ねまわっているのか、ぶつかり稽古でもしているのか、それとも誰かが私の家に侵入しているのかの3択で、最後の選択肢だった場合、ネズミならまだ…

第27回文学フリマ東京に参加するまで、参加、参加して

毎年1回もしくは2回、インド料理を食べる機会がある。なぜかというと、文学フリマ東京に参加しているからだ。 11月25日(日)に、第27回文学フリマ東京が行われた。過去最多のサークルが出店したとのことだった。今回は、第27回文学フリマに参加するまで、参加…

自選十首など

最近は文フリで出すブースの宣伝マシンになっている気がする。 ガシャーン ガシャーン 文フリ宣伝ロボだよ 自動で宣伝をしてくれるすごいやつだよ とりあえずやれる宣伝はやっていきたいと思う。 ダメ押しのように宣伝をしておくと、2018年11月25日(日)に文…

好きなジャケット/文フリ(ドラムとハイハット)

最近のことを思い出そうとするが、特に変わったことはなかったなということに気づく。道を歩いていたらどこからともなく大きいくしゃみがやってきて、その瞬間鳥がばさばさと飛び立っていったのが面白かったり、漫才でよく、手でドアを開ける真似をしてお店…

怖い卓球部『スマッシュ1』

世の中にはコンピレーションアルバムというものがある。 割と見かけるものとしては、あるアーティストの既存の曲を再編集したアルバム(ベストアルバムも含まれるのだろうか)や、とあるレーベルに所属しているアーティストの曲を詰め込んだものが挙げられる。…

私の頭の中のIKKO

夕方、訳も分からず病院へ行くことになった。状況も呑み込めないまま車に乗せられる。どうやら父方の叔父が今日もたないだろうという話で、最期を看取りに行くとのことだった。 だが、自分はその親戚にあまり思い入れがなかった。小学生の時に何回か会ったこ…

【好きな短歌④】ボウリングだっつってんのになぜサンダル 靴下はある あるの じゃいいや/宇都宮敦

ボウリングだっつってんのになぜサンダル 靴下はある あるの じゃいいや 宇都宮敦『ギブン・ソングス』(ねむらない樹 vol.1,2018) 人によって、好きな短歌、心を動かされる短歌の基準になるものが多少なりともあると思う。数十年にわたり一貫している人もい…

Franz Ferdinand『Always Ascending』

Franz Ferdinand『Always Ascending』 2018年リリース。スコットランドのロックバンド、Franz Ferdinandの5thアルバム。日本にもたびたび来日しており、2ndアルバムに収録されている『Do You Want To』がウォークマンのCMで使われたり、ミュージックステーシ…

第193回ガルマン歌会に参加しました

8月はお盆の存在により、少しだけ長い休みを取ることができた。私は普段新潟に存在しているが、元々は関東出身のため、実家に戻ってから揚げを食べたり、鎌倉に行ってジンジャエールを飲んだりした。 鎌倉旅行については、以下の記事から見ることができます…

【好きな短歌③】上海に行ってくるよと、津田沼に行ってきたよと報告し合う/五島諭

上海に行ってくるよと、津田沼に行ってきたよと報告し合う/五島諭 (五島諭『緑の祠』,2013年) どこかに行く/行ったという報告を誰かにするときは、大体はあまり行ったことの無い場所に行く/行った時である。 この歌でも、人物Aは上海に行ってくることを報…

鎌倉に行って歩いたこんな場所だったっけな

最近あったことについて書いてみる。 中学時代の友人たちと鎌倉に行く機会があった。大仏やLoveずっきゅんで出てくる由比ヶ浜などで有名なスポットだ。修学旅行で行ったことのある人もいるだろう。 鎌倉は、小学校の修学旅行の時に一回行ったことがあったの…

2814『新しい日の誕生』

2015年リリース。t e l e p a t h テレパシー能力者とHKEからなるユニット、2814の2ndアルバム。 Vaporwaveのカテゴリーで語られることが多いこのアルバムだが、スクリュー、ループされたノスタルジアを漂わせる、真っすぐなVaporwaveからはかけ離れている。…

第9回漂流歌会に参加しました

東京は分母が多い。 様々なイベントの数が多いため、面白いイベントに巡り合う可能性も高くなる。その分、ハズレを引く可能性もあるのだが。まあ、地方にいると、引けるもの自体がかなり限られていることも多く、やはりイベントの分母が多いことはそれだけで…

天気予報『雰囲気』(2018年に購入/レンタルしたアルバム)

天気予報『雰囲気』 2017年リリース。天気予報の2ndアルバム。おかしなアーティスト名から察せられる通り、Vaporwaveに属している。 Vaporwaveには、様々なサブジャンルが存在している。その中の1つにBroken Transmission(もしくはsignalwave)というものがあ…

【好きな短歌②】「下剤飲んだからかな・・・」って話してる人がいたんだけれど そうだろ/伊舎堂仁

「下剤飲んだからかな・・・」って話してる人がいたんだけれど そうだろ/伊舎堂仁 (伊舎堂仁「100万」、2018年) 電車に乗っている時や、外食をしている時、ふと他人の会話を受信してしまう時がある。だいたいの場合、それらの会話は進行中のものであるた…

SAYOHIMEBOU『卡拉OK♫スターダスト東風』(2018年に購入/レンタルしたアルバム)

今年聴いたアルバムの紹介をしていく。アルバムを買う/借りるペースと、ブログを書いていくペースが全く合っていないため、どんどん溜まっていく一方である。今回紹介するアルバムもおそらくまだ雪が降っていた頃に購入したものである。 結構時期によって購…

The Caretaker『An empty bliss beyond this World』(2018年に購入/レンタルしたアルバム)

寝る時に音楽をかけていないと安心して眠れない。無音、なおかつ眠る前は頭の中で反省文を書くのに最適な時間だからだ。音楽があったほうが気持ちよく眠れるのだが、歌詞やリズムが耳につくことがあるため、専らアンビエントを聴くことになる。 今回は寝る前…

保坂和志『カフカ式練習帳』(2018年に読んだ本・冊子)

基本的に文章と言うものは、完結する。どこか作者の意図するゴールに向かって文章は進んでいく。 小説も同じだ。基本的には結末に向かって進んでいく。まるでチャンネルを回したかのように、文章の意味、設定、空気が途中で違うものになることはほとんどない…

石井は生きている歌会@福島に参加しました

遠足感、というものがあると私は考えている。 楽しみなものかつ、まだ何が起こるか分からないものが近づいてきたとき、頭の中でずっとカウントダウンの数字が刻まれていて、ずっとカチカチ鳴っているような気がする。何か別の作業をしていても、ふとした瞬間…

V.A.『WEB / そ の 意 味 で』(2018年に購入/レンタルしたアルバム)

深夜、寝落ちしそうな時に流れているテレビのCM。スーパーなどで流れている曲名があるかどうかも怪しいフュージョン。建物の中で流れる頭にのこらない音楽。それらに耳を傾けてみると、案外面白い発見があったりする。 Vaporwaveというジャンルがある。昔の…