コムギココメコ

備忘録と不備忘録を行ったり来たり

ペットボトルのためのサイコキネシス

6月21日(日) 冷蔵庫から焼肉のタレを取り出そうとしたら手が滑ってしまい、床へと落下した。 キャップが落下の衝撃で緩み、タレがこぼれてしまう。落下することで液体が出てくる現象、何らかのメタファーな気がしてあまり良い気分にならない。 幸いなことに…

誰もいない花鳥風月の本番

6月9日(火) 安部公房『死に急ぐ鯨たち』を読み終える。エッセイと対談から構成された本だった。 死に急ぐ鯨たち (新潮文庫) 作者:公房, 安部 メディア: 文庫 エッセイでは儀式に関する話が印象に残っている。集団の安定化を図るための儀式めいたもの、結婚…

空き瓶歌会、好きなGIF、ブックオフ(2)

5月30日(土) 普段新潟で行われている空き瓶歌会のオンライン版に参加した。 コロナウイルスの影響で対面で歌会を行えない日々が続くが、オンラインのツールを用いることで地方でも東京や大阪などで行われていた歌会に参加することができるようになったし、…

【短歌の感想】Tシャツのローテーションがわかるほど会っている ねこ 赤 ストライプ /橋爪志保

Tシャツのローテーションがわかるほど会っている ねこ 赤 ストライプ/橋爪志保『とおざかる星』(『ねむらない樹 vol.4』、書肆侃侃房、2020.2.1) 私たちは服を毎日着ていて、バリエーションとしては大体の人が数種類にとどまる。その数種類の服をローテー…

おべんとのイベント、集中力、ヤマザキの団子

5月24日(日) なんだか記憶に残るフレーズ、というものが誰でもあると思う。わたしは「もうこれは、おべんとのイベントだ!!」というフレーズが、記憶に定着してしまっている。 このフレーズの出所は、オウム真理教が経営していた『オウムのお弁当やさん』…

【一首評】折りたたみ持ってきなっていう声が電車に乗ってから届く耳 /乾遥香

折りたたみ持ってきなっていう声が電車に乗ってから届く耳 /乾遥香『ありとあらゆる』(『ねむらない樹 vol.4』、書肆侃侃房、2020.2.1) 雨が降りそうな空模様もしくは天気予報などで雨の予報が出ている中、この歌の主体は出かけようとしている。 母親・父…

スネ夫探偵事務所、マックフルーリー、マックフルーリーだったもの

5月13日(水) 小~中学生の頃、『スネ夫探偵事務所』を見ていた記憶が突然蘇る。『DEATH NOTE』で、一時的にノートに関する記憶を失っていた主人公の夜神月が、ノートを手に取った瞬間にデスノートに関する記憶が蘇るシーンがあるのだが、あれの完全下位互…

百首会、愛のテーマ、バーチャル一人吟行

5月3日(日) 百首会(短歌を制限時間内に100首作るイベント)に参加した。今回は制限時間が9時〜23時までの14時間だったため、1時間で8首近く作り続ける必要があった。詳細に関しては記事を作成しているので、そちらを見ていただければと思う。 komugikokom…

家庭の医学、采状ひだRTA、ゴッドフィールド

4月30日(木) 数日間続いた口内炎の痛みは消え去ったが、舌の裏にひだみたいなものが残ってしまった。何か食べたり飲んだりするとひだが口の中で存在を主張してくる。 舌の裏を鏡で見る。皆さんも想像してみてください。想像できましたか? 実物は想像の1.5…

デミタス塗り薬、数学の学び直し、微分積分のひるみ効果

4月19日(日) 数日間私を苦しめていた口内炎が治る。口内炎の終わり。 幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫) 作者:クラーク 発売日: 2014/08/08 メディア: Kindle版 こういった有名どころのSFを、いずれか読んでおきたいなという気持ちがある。 口内炎の薬…

Battles『Juice B Crypts』

2019年リリース。アメリカのロックバンド、Battlesの4thアルバム。主にベースを担当していたデイヴ・コノプカが脱退し、ギターとドラムの二人編成になった。 Battlesの声を担当していたタイヨンダイ・ブラクストンが脱退した後に発売された2ndアルバムの『Gl…

【一首評】友だちの話を別の友だちにするとき呼び名をかえるゆかしさ/榊原紘

友だちの話を別の友だちにするとき呼び名をかえるゆかしさ /榊原紘『悪友』(『ねむらない樹 vol.4』、書肆侃侃房、2020.2.1) 話のはずみで<友だちの話>を<別の友だち>にする場面は、時々見受けられる。その際に<友だち>の<呼び名>を短歌内の主体…

無力感、パントマイムのコツ、口内炎

4月7日(火) この日のメモを確認してみると、「人生に対する無力感」とだけ書かれている。日記の種になりそうなことをメモしておいて後日ブログに書くというスタイルを取っているため、メモがあまりに簡潔だと何を考えていたのか思い出せなくなることもある…

地球はかいばくだん、公民、ジャズ

3月30日(月) 「頭痛にすごく悩まされた」というメモが残っているのだが、今となっては何が原因で頭痛になったのかは分からない。忙しい時期だったのでストレスによるものかもしれないし、生活リズムが崩れていたのかもしれない。 4月4日(土) 生まれて初…

タイムパトロール、どうぶつの森、こんにちは島

3月22日(日) ベージュ系統のズボンを買いに行くことにした。パンツと言う場合もあるが、下着としてのパンツと区別がつかなくなる懸念が予想されたため、当ブログではズボンと言うことにします。 持っているズボンの大半が黒なのだが、コートも黒色であるた…

【一首評】いい路地と思って写真撮ったあとで人ん家だよなと思って消した/鈴木ちはね

いい路地と思って写真撮ったあとで人ん家だよなと思って消した /鈴木ちはね『スイミング・スクール』(『ねむらない樹 vol.4』、書肆侃侃房、2020.2.1) 街中を歩いていると、<いい路地>と思えるような場所に遭遇することは時々あるように思える。いい路…

OB・OG、栄養のレーダーチャート、ドレッシング

3/14(土) 最近はよくサラダを食べるようにしている。 生きていると時々老いだったり、死に対する不安みたいなものが絡んでくる。そういった概念は私たちよりはるかに長い年月を生きていて、いわば大先輩のようなものだ。時々私たちのところに来て憂鬱な気…

【一首評】遠距離の恋愛すべてつまらない 心のなかにワニ飼えよ ええよ/青松輝

遠距離の恋愛すべてつまらない 心のなかにワニ飼えよ ええよ/青松輝『VS松永・VS世界』(Q短歌会『Q短歌会 機関紙創刊号』、2018.11.23) <遠距離の恋愛すべてつまらない>という強い断定から、短歌は始まっていく。 <すべて>という言葉が出てくると、本…

行ったことのない喫茶店、OMY、いき延びるたび

3/12(木) 行ったことのない喫茶店に行った。駅ナカだが建物の奥にあるため、なかなか行く機会がなかった。何回か横を通ったことがあるが、なかなか雰囲気が良さそうだったので、今回意を決して行くことにした。 席に案内される。座席の背中が柔らかい生地…

殴られるような、血管迷走神経反射、生卵

3月1日(日) 近所のBOOKOFFに行った。最近は邦楽・洋楽CDコーナーをア行から順に見ていってピンときたものを買うようにしている。TSUTAYAでも同じことをしている。 欲しい物を購入するときとは異なる、思いもよらぬところから殴られるような驚きがある。思…

坂本龍一『async』

Async アーティスト:Ryuichi Sakamoto 発売日: 2017/04/28 メディア: CD 2017年リリース。前作『out of noise』以来、8年ぶりのアルバム。ちなみにタイトルは「非同期」という意味である。 かなり実験的なアルバムだと思う。ドラムなど、リズムがはっきりす…

毎日がニュース、生きてて恥ずかしくないの、私のことを

2月16日(日) 神聖かまってちゃんの『毎日がニュース』をよく聴いている。 きっかけはYoutubeの関連動画だ。ここから様々な曲を聴いてアルバムなどを購入・レンタルしているので、非常にありがたい存在である。最初は『るるちゃんの自殺配信』が関連動画にあ…

メゾン文芸部、というサークルについて

『コムギココメコ』というブログを主催している人物、つまり私は、短歌や小説を定期的に作っている。短歌は2か月に1回ペースで連作を出したり、賞に応募したりしている。小説は年に2本くらいで、もう少し書いていかないとなあと感じている。 短歌や小説を発…

SミノとZミノ、イートインスペースのループ、エネルギー

2月11日(火) テトリス99にハマり、2時間以上プレイする。 闇雲にプレイしてもあまり順位が上がらなくなってきたので、「テトリス 戦略」で調べる。Tスピンや連などの技があるらしいが、使いこなせそうにないので、NEXTをしっかり確認するところから始める。…

第17回天国歌会(百首会)に参加しました

百首会、というものがある。 時間を設定して1人100首短歌を作る催しのことを言うらしい。大体1日かけて作成する場合が多いらしい。そういった催しがあることは知っていたが、実際にやったことがなかった。世の中にはそういう物事が多い。クリケットやカバデ…

Nintendo Switch Online、テトリス、デーモンの斧

2月9日(日) ポケモンでオンライン(インターネット)対戦ができるようにするために、Nintendo Switch Onlineに加入した。1年分まとめて払ったほうが1か月ごとに払うより安いのは重々承知しているが、まとまってお金が無くなるのに抵抗があるため結局1か月…

ラーメン鉢、かき揚げ、吸水性の高い揚げ玉

2月8日(土) 麺類や丼ものを食べるときに重宝していた器が昨年割れてしまい、そのままの生活を送っていたのだが、先日ラーメンを食べようと思った時に深い器が無いことに気づいた。このことから分かるのは、家に深い器を持っていない人は鍋で煮込むタイプの…

【一首評】スープバーをお付けしないでご注文されている方もおいで 水だよ/新上達也

スープバーをお付けしないでご注文されている方もおいで 水だよ /新上達也『放水路』(『穀物』第6号、2019.11.24) スープバーのあるところなので、おそらくファミレスなどの飲食店なのだろう。 <お付け><ご注文>などの言葉が上句で出てくるため、ファ…

近所の範囲、人工的な褒め、コナンの映画

2月7日(金) 100円均一ではない寿司を食べに行った。近所でも評判のお店だ。 いったいどこまでが近所なのだろうか、というのを考えた時にこの店は近所ではないような気がしてくる。どこまでが近所で、どこからが近所ではないのだろう。同じアパートに住んで…

【音楽感想文】中村佳穂『AINOU』

AINOU アーティスト:中村佳穂 発売日: 2018/11/07 メディア: CD 2018年リリース。シンガーソングライター、中村佳穂の2ndアルバム。 一聴してボーカルの力強さをまじまじと感じた。少しエレクトロニックな加工を施しているのだが、感情とリズムにしっかり乗…