コムギココメコ

備忘録と不備忘録を行ったり来たり

図書館は食虫植物の役割をもっている

お元気ですか?

 

図書館が混んでいるという話を前にしていたが、この前いくと図書館はかなり空いていた。癇癪のような騒々しさは嘘のように消えていた。どこに人々は消えたのだろう。仮説を立てるとすると、図書館は食虫動物のような働きをしているのではないだろうか。ある階のある一帯に行くと、人は地下に落ちてしまう。地下には地上に上がる手段が無い。助けを求めようにも、その部屋には防音設備がかなり整っていて、地上まで助けを求める声が届かない。そして、ある時消化液が流れ込んでくる。人々は原型をとどめなくなり、やがて図書館に吸収される。図書館にはある程度知能があり、借りている人が多い本を地下へおびき寄せる一帯に置いたり、わざと迷いやすい構造にしている。これなら、人々が消えるのも分かる。

 

※後日、テスト期間と言うもののせいではないかと指摘されたが、私は否定した。テスト期間というものになると、図書館から人が生えてくるだろうか?そんな小説じみた話は無いだろう。もともと図書館は騒々しいもので、食べることによって人を減らして、図書館に入りやすい環境を作りだしていると考えるほうが自然だろう。

 

アパートに帰ると、水がしたたり落ちていた。方角的に自分の部屋だったので、まさかと思い部屋の前まで行くと、洗濯機が嘔吐していた。私は洗濯機が嘔吐しているのを見たのは初めてだったので、動揺してしまった。おそらく洗濯機は病気に違いない。とりあえずネットで「洗濯機 嘔吐 対処法」で調べたが、対処法は全くと言っていいほど無かった。ドラッグストアなら何とかなると思い、行ってみたが、人間用のものしか無く、店員に「人間用の吐き気止めって、洗濯機にも効きますか?」と聞いてみたところ、まともな反応が返ってこなかった。病院に連れて行こうと思ったが、内科に洗濯機が来ているのを見たことが無かったため、思いとどまった。ドラッグストアから帰ると、嘔吐は治まっていた。次回も嘔吐しないか注視する必要性がある。

 

また精神がダウナーになっている。日々の会話や行動を反芻し、悪かったところだけが抽出されていく。結果良くない会話と行動をしたことだけが記憶に残り、脳を締めつづけるのである。私はある部屋のブラインド横にある首吊り紐を思い出す。思い出すだけである。

 

ロコちゃん「今日は自己嫌悪で忙しかったね。明日は自己肯定感を獲得できるよ。ね、ハム太郎!」