コムギココメコ

備忘録と不備忘録を行ったり来たり

自撮り棒を使う人って都市伝説じゃないんですね

お元気ですか?

 

 東京に行こう! と決めたら止められない。というわけで東京へ行ってきた。

 東京に行くためにはまず、家を出なければならない。これは誰にでもわかる事だろう。家から東京までの手段としては自転車とバスがある。自転車を使えばお金を使わずに駅まで行くことができる。しかし、30分漕ぎ続けなくてはならない。行きはともかく帰りに疲れた状態で自転車を漕げば、バターになりかねない。バスは座っているだけで目的地近くまで運んでくれる。しかしお金がかかる。往復するとラーメンが食べることができるお金がとんでいく。結局私は自転車で駅まで行くことに決めた。

 駅に着いたら、電車に乗る。東京まで2時間半かかる。太ももが痛くなる。そのたびに足を延ばしたり、体制を変えるのだが、おっと、太ももが痛くなるたびに歴史が変わったら大変だ。正しい字を使わなければ。体勢を変えるのだが、満員の電車ではそれも難しくなる。耐え難きを耐え、忍び難きを忍びつつ、何とか東京駅に着く。

 東京ではラーメンを食べた。

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この時点でラーメンに飽き、ラーメンのはしご計画は中止になる。

 次に、東京を歩くことにする。足が痛くなった。得られるものが足の痛みだけではどうしようもない。

 その後新宿の紀伊国屋書店に行く。まあ広いこと広いこと。ここでは前々から読みたかった本の存在を思い出し、店内の端末で調べた。あった。気分が高揚し、思わず鎌倉まで足を運んでしまった。

 鎌倉に行ったのは小学校の修学旅行以来である。特にどこに行こうと決めていなかったので、適当に歩いてみる。すると由比ヶ浜に着いた。由比ヶ浜と言えば、相対性理論の『LOVEずっきゅん』の歌詞に出てくることと、修学旅行で友人が弁当を波にさらわれたことで有名な場所である。人がいた。あと海があった。

 鎌倉から渋谷に行き、ヴィレッジヴァンガードでお目当てのCDを探す。探すのに大分時間がかかり、諦めていた矢先、CDのイラストと目が合い、無事購入することができた。舞台背景と登場人物を変えれば、恋愛ものの完成である。残念ながら今回はそういうものではなく、ただ人がCDを探し当てるだけの話になってしまったが。

 渋谷のTSUTAYAでCDを借りる。やはり大都市にある店は品揃えが良い。「東京まで行く金があったら、ネットで買ったり借りたりした方が良いんじゃないの?」と思う方もいるだろう。確かに一理あるが、実際に店舗に行く事にもメリットはある。それは、「思い出し買い」ができるところだ。ネットだと欲しいものを買うことができる。それはそれでいいのだが、「欲しいけど思い出せない物」もなかにはある。店舗に行くと、たまたまそれを見つけて思い出すことができる。そういう物を発見した時、私はエクスタシーを感じるのだ。エクスタシーを感じたい方は、実際にCDショップや本屋に行ってみるといいかもしれない。

 色々買ったり借りることができ、電車に乗ることにする。しかし、ハチャメチャに混む時間帯だったことを思い出し、お金はかかるがグリーン車に乗ることを決意する。この判断は正解で、来た電車は奴隷船のようで、思わず昔のアフリカを想ってしまった。

 グリーン車に乗ったのは初めてだった。Suicaでなく、普通の券だったので、駅員が確認に来る。私はチケットを見せたが、隣のグミが入った袋はチケットなしでも大丈夫だった。次回からはグミの入った袋になってグリーン車に入ることにしよう。

 駅に着く。そこから自転車を30分漕ぎ、何とか家に着く。足はバターになりかけていた。危ない危ない。