コムギココメコ

備忘録と不備忘録を行ったり来たり

異装をするとぽわぽわぽわぽわと

 お元気ですか?

 突然ですが、皆さんは異性を装ったこと(以下異装とする)はあるだろうか? 男性の場合なら女装、女性の場合なら男装だ。いきなりボールを投げられて、捕れるわけがないよ馬鹿と思うかもしれないが、その怒りは社会の諸問題に向けてもらい、今は質問にだけ答えてくれるとこちらとしては幸いである。
 もう一度聞こう。皆さんは異装をしたことがあるだろうか? 私は3回ほどある。基本的に何か催し物があったときに私は異装をする。詳しく言うと、能動的なものが2回、受動的(交通事故的とでも言うべきか)が1回。
 結論から言うと、異装は楽しい。ここから書くことは私が異装をしたときに思った事になる。私が異装をする場合、人々の親切さが不可欠になっている。つまり、異装の技術等は持っていないし、メイクもできない。ポケモンで言えば、オーキド博士から頼まれたお使いをこなしているところくらい、異装道としては初歩の初歩だ。だから、アドバイスはできない。また、異装をして通常の社会を歩いたことは今のところない。3回とも、異装が許されそうな場面で行った。なので、日常で異装をする際のポイントを語ることもできない。あくまで、異装初級者が、異装の楽しさを語るだけだ。感想。皆さんも感想を読んで、「感想~!」と思ってほしい。
 異装をして、一番思うのは、「誰だこいつ」ということだ。つまり、鏡を見ると100%映るはずのあの顔ではなく、自身に似た別人が映っている。恐怖。しかし、自分自身が溶けて、流れ出し、他人に乗り移ったような気持ちも覚える。つまり、自分を演じなくて済むんじゃないかと思うようになる。外見という重い重い装備を脱ぎ捨てて、軽くなった体で他人を演じることができるのだ。普段と同じように話しても、そこに普段の外見がベッタリと付くことはなく、どこかふわふわしたものになるような気がする。肉体と精神の乖離とでも言おうか。こういう経験は普段できないので、純粋に楽しい。
 
一言アドバイス:ウィッグをつけるときは、骨格が隠れるようなものをつけると良い気がする。
 
 精神と肉体の乖離に関しては、ぽわぽわとした気分になるため、中毒性があるように感じられる。異装に関しても、メイク術を覚えたりすると、何回も何回も行ってしまう危険性があるため、覚えないことにする。社会は凝り固まっているので、異装に関して冷ややかな目を送られる場合が多い。社会があまり見ていないような場所か、社会が許可している所で異装を行うのが無難だろう。社会とは仲良くしないと、すぐ嫌ってくるし。
 精神と肉体の疑似乖離体験。皆さんも1回試してはどうだろうか。中毒になっても私は知りません。