コムギココメコ

備忘録と不備忘録を行ったり来たり

「チョコリエールはすごい」というウイルスへの感染

 最近の出来事について書いていく。
 チョコリエールというブルボンから出ているお菓子がある。細長いビスケットの上にチョコレートがのっている。だいたい100円ちょいで買える。ある日私は、チョコリエールは完全なお菓子ではないかと気づいた。私の中にあるお菓子の評価尺度は、美味しさ、安さ、量の3種類が存在する。例えば、ブラックサンダーチョコは5段階評価にすると、「美味しさ 4 安さ 5 量 2」で、11点となる。安くて美味しいが、いかんせん1個食べれば消えてしまう。明治のアーモンドチョコレートならば「美味しさ 5 安さ 1 量 4」で、10点となる。美味しいし、予想の1.3倍くらいチョコレートが入っているのは評価できるが、少し値が張る。余談だが、明治アーモンドチョコレートの中に入っているギザギザの紙(?)は図画工作で迷路を作るとき、凸凹道として利用することができる。迷路を作る方の参考になれば幸いである。

 チョコリエールはどうだろうか。まず美味しさは申し分ない。5点だ。安さも100円ちょいで買うことができる。5点。量はどうだろうか。小袋の中に2枚入っていて、それらが7セットある。2枚×7セット、つまり沢山である。5点。結果は15点。堂々の満点である。

 これだけでも強さは分かっていただけると思うが、更にすごさが分かるポイントが存在する。それは、「ダイジェスティブビスケット」である。ダイジェスティブビスケットとは何か? 私にはよく分からないが、名前から想像すると、相手を殺すほどのパワーをもつビスケットにのみつけることができる勲章のようなものだろう。ダイジェスティブのダイはおそらく死である。おそらく数あるビスケット戦争をくぐりぬけたチョコリエールを人々はかなり評価しているのだ。みんなもチョコリエールを食べて、ダイジェスティブ感を味わおう。未来に生きることができるぞ。

 知識の広まりをどう考えるか、というのが私の中で流行っている。SCPという様々な物体、生物、現象、概念を考える、言わば海外の都市伝説に、しばしば知識は負の側面をもつといったニュアンスの文章が出てくることがある。SCPに関しては、時間があった時に魅力を語りたいと思う。知識は基本的にプラスになり、知識が広まることは望ましいことであるという考え方が一般的であるが、こうも考えられるだろう。「知識はウイルスであり、知るという事は感染する」と。SCPにはしばしば一般的な考えや現象を逆手に取った物が存在し、それらを見るたびにワクワクする。「知識感染」について、小説を書いてみたいものだ。暇な時に。

 ラーメン屋に行くと、いつも量を多めに頼んでしまう。頑張らなければならない。