本を出します。うおー本を出すぞ。
2017年11月23日(金)に行われる第25回文学フリマにて、『メゾン文芸部』というサークルで小説合同誌『Novels for Credits』、短歌集『点Nより/点Gから』を頒布いたします。
場所は【E-15】です。
・『Novels for Credits』(500円)について
「学生」をテーマにした総勢6人(1人爆死予定)による小説合同誌です。小説を書いたことのある、もしくは書いたことのない友人に野犬をけしかけて、書いてもらいました。小説が全部で7本載っています。
SF、体験談、恋愛、実験、冒涜などかなり方向性の違う小説が揃いました。小説ではない人もいます。小説は一人ひとり定義が違います。それだけバラエティには富んでいるということです。
私以外の4人から頂いたコメントを載せておきます。カッコ内はペンネームです。
「初めてちゃんとしたものを書いたので出来は悪いですが、何度か読んでもらえたらうれしいです(烏丸沖名)」
「学生生活も終わりに近づいた頃、経験することになる『就活』。今回はあんな失敗をしたなぁ、と懐かしんでいただけたら幸いです(梶槙人)」
「草食系です(長井通学路)」
「春につづったけど、今は初冬ですね。きっと気づいた時にはもう手遅れですよね(みつき)」
「テキストを挿入してください(のーぶる)」
私は米野米粉という名義で、『図書館について知っている二、三の事柄』『The Disintegration Loops』『世界の中心で遺灰を投げる』の3本を書きました。3つともテイストは異なっていると思います。最近は短歌を詠むことが多く、小説を書くことも1年ぶりくらいでしたが、楽しく書けました。割と面白いと思います。
この本を読んでほしい。しかし、それは良い動物だ。
(『The Disintegration Loops』より)
・『点Nより/点Gから』(200円)について
私は米粉という名義でTwitterに住んでいますが、橙田千尋という名義で短歌をやっていることもあります。
『点Nより/点Gから』では、私が2015年11月から2017年10月までに詠んだ441首の中から、72首を選んで載せました。途中で環境の変化があったので、こういうタイトルになっています。
言わば名刺代わりの短歌集であり、履歴書代わりの短歌集でもあります。本人が言うのもなんですが、面白いと思います。
価格は200円です。
掲載されている短歌を2つだけ載せます。一例です。
死にたいも4文字変えればからあげになるだろまだかからあげはまだか
この俺の生きた軌跡がいくつかのフリー素材で再現される
文フリに来る皆さんには、是非手に取っていただけると幸いです。人間は常に変化するので、これと同じものは二度と読めないと思います。2017年現在です。
また、当日は空き瓶歌会という新潟で定期的に行われている歌会のフリーペーパーを持っていきます。私も歌会に参加したことがありますが、ゆるっとしていて雰囲気の良い歌会でした。何が自由なのかは皆さんで考えてみてください。
繰り返します。【E-15】、メゾン文芸部です。
是非是非よろしくお願いします。