コムギココメコ

備忘録と不備忘録を行ったり来たり

好きなジャケット/文フリ(ドラムとハイハット)

 最近のことを思い出そうとするが、特に変わったことはなかったなということに気づく。道を歩いていたらどこからともなく大きいくしゃみがやってきて、その瞬間鳥がばさばさと飛び立っていったのが面白かったり、漫才でよく、手でドアを開ける真似をしてお店に入るシーンがあるけれど、ほとんどの場合店に入ったままで漫才が終わるから、お笑い芸人の大半は架空の店に入りっぱなしなのではと考えたりなど、丁寧な生活とは離れた暮らしをしている。

 コンビニのイートインスペースでおにぎりを食べている時、好きなアルバムのジャケットについて考えた。一番好きなジャケットはRaime『Quarter Turns Over A Living Line』だ。

f:id:komugikokomeko:20181014201903j:plain

 地面と闇と髪の黒と、服と肌の白のコントラストと切り取られた動きが凄まじい。文字が1つも無いところも美しさを際立たせている。ちなみに、このアルバムは漆黒の中から重低音が響き渡るような音が特徴的なので、夜に聴いてみてほしい。部屋の明かりもできれば消してみてほしい。

 そんなことを考えていたが、今日の夕方辺りにRAという電子音楽やクラブミュージックを中心としたウェブサイトを見ていたら、これに匹敵するジャケットを発見した。Jlin 『Autobiography』である。

f:id:komugikokomeko:20181014202638j:plain

 動きと色のコントラストがこちらも美しい。アルバムの内容は、フットワーク(アメリカ発祥のダンスミュージック)が基調となっている。こちらも重低音が強調された、暗めの音楽である。

 こういうジャケットを見ていると、文フリで頒布予定の冊子も影響されそうである。表紙にはタイトルが書かれていたほうが分かりやすいが、文字が入ると蛇足になってしまうものもある。写真やイラストが恰好いいのに、フォントが妙に俗っぽくて浮いてしまうのは勿体ないような気がする。

 今年の秋も文フリ東京で、合同小説集(友人たちと製作)と短歌冊子を頒布予定である。今年の春に出したものより良いものが作れればと思う。最近は短歌を作る際に、ハイハットやキックを歌に合うように作りこむことを心がけているが、あまり量が作れていない。小説もそろそろ作っていかないといけないが、休日をなかなか有効活用することができない。基本的に休日は午後から動き始めるので、二日休みも実際は1日しか活用できていないことになる。

 頭の中にIKKOが現れる小説を書いたので、まだ見ていない方は読んでいただければ幸いです。

 時間も無いので身近なところから掘り進めていきたい。

kakuyomu.jp