コムギココメコ

備忘録と不備忘録を行ったり来たり

外部、シュラスコ、ウロボロス

12月20日(金)

 心療内科に行く。2月中旬から通い始めているので、かれこれ10か月になる。人だったら出産している。ちなみに私が抑うつ状態と診断を受けた日は、ナンバーガールが再結成した人同じなので、容易に検索が可能だ。

 医師との話し合いの結果、薬を飲むことをやめる。最近は忘れてしまう日も多かったので、まあ大丈夫だろうということだった。一応お酒も解禁になった。まあ、飲み会くらいでしか飲まないので、変化は少ないが。

 外部の人(外部とは、素性をよく知らない人を指す)との飲み会に参加するたびに、社会でやっていけないなあと落ち込む。お酒を飲んでもテンションが上がらないので、周りの人とのテンションの差を感じてしまう。何かテンションのあがる薬を、飲み会が始まる前に飲んでいるのだろうか。ウコンの力などを飲んでいる私は何周か他の人より遅れている可能性がある。

 

12月22日(日)

 友人たちとシュラスコを食べにいく。シュラスコとは、『鉄串に牛肉や豚肉、鶏肉を刺し通し、荒塩(岩塩)をふって炭火でじっくり焼く、ブラジルをはじめとする南アメリカの肉料理』とのことらしい(Wikipediaより引用)。友人からシュラスコを食べてみたいという提案があり、乗ることにした。その友人は数日前にお腹をウイルスにボコボコにされ、当日は不参加になった。神よ……。

 当日は上野にあるシュラスコの店にいった。

tabelog.com

 オープンして数日だったため、キャンペーンで安くなっていた。

 昼頃から貸会議室に集まり、各々作業をしたり適当に遊んだりした。年末になると遊ぶことのできるお店は混むし、年末料金という名目で値段がぐんと上がる。トランプや小さめのアナログゲームを持っていて、4人以上で遊ぶのであれば貸会議室は選択肢の1つになると思う。

 夕方になり、お店に向かう。時間が早かったこともあり、店内はまだ余裕があった。

 席に座ると、店員から説明があった。いる/いらないと書かれた(実際はもう少し気の利いたことが書いてあったと思うが、忘れた)コースターみたいなものが置いてあり、どちらかの面を向けてテーブルの端に置いておくことで、店員がシュラスコを持ってきたりこなかったりするというシステムだ。その他にも一通り肉がやってきたら、アプリを使って好きなものがお替わりできるとのことだった。

 説明を聞き終え、各自飲み物やシュラスコ以外の食べ物を持ってくることにする。飲み物コーナーにはビールサーバーがあった。私はビールがそこまで得意ではないので、どういった種類があったのかは分からない。カクテル系は店員に頼むとその場で作ってくれた。

 食べ物コーナーにはサラダバーやオムレツ、ブラジル料理であるフェイジョアーダなどがあった。私はフェイジョアーダを食べなかったが、友人が食べていたのでどういう味がするのか尋ねた。食べたことのない味がするとのことだった。食べたことがないということだけが伝わってきた。

 席に戻ると、シュラスコが次々とやってきた。運が悪かったため、最初は肉が来なかった。シュラスコレベルが足りないなどと話をしていたら、肉がやってきた。レベルは関係ないらしい。

 切り分けられた肉をモッモッと食べていく。モッモッモッ。大きい肉を食べてるなという感じがする。途中でエビが来たり、リンゴやパイナップルなどが来ることもあった。エビは殻を向くのに失敗し、グロテスクな感じになった。LiveLeakとかにそういう映像がアップされていそうだ。見たことが無いのであくまで想像ではあるが。

 1時間ほどすると大音量で音楽が流れてきた。会話禁止タイムかと思ったが、サンバの衣装を着た2人組がやってきたので、そういうパフォーマンスタイムらしい。ダンスを披露した後、何人かがサンバに連れ去られた。私は真ん中のソファー席にいたので連れ去られることはなかった。連れ去られた人は足が縛られていないムカデ競争みたいな感じで、店中をぐるぐる回っていた。ウロボロス

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 ウロボロスタイムが終わった後は、もう一度サンバの人が踊り、幕を閉じた。それと同時に、お客さんの何人かが飲み物や食べ物を取りに行く。人が踊っているときは食べ物を取りに行くのは確かに難しいと思う。

 いっぱい肉を食うぞ! と思っていたが、意外に食べられない。アゴや胃へのダメージが割と大きい。歳をとったのかもしれない。大学生の頃だったらもう少し食べられたような気がする。胃が小さくなったのか、耐性が無くなってきたのか、どちらだろう。

 あっという間に新幹線の時間になり、慌てて上野駅まで行った。なんとか間に合い、新潟へと戻った。

 人生であと何回シュラスコが食べられるのだろうか。