アルバム紹介
Oneohtrix Point Never『Magic Oneohtrix Point Never』 2020年リリース。「架空のラジオ局の放送」というコンセプトで制作されたらしい。 放送が始まったことを告げるジングルめいた「Cross Talk I」から始まるアルバムは、前半~中盤にかけて光がゆるやか…
2019年リリース。アメリカのロックバンド、Battlesの4thアルバム。主にベースを担当していたデイヴ・コノプカが脱退し、ギターとドラムの二人編成になった。 Battlesの声を担当していたタイヨンダイ・ブラクストンが脱退した後に発売された2ndアルバムの『Gl…
Async アーティスト:Ryuichi Sakamoto 発売日: 2017/04/28 メディア: CD 2017年リリース。前作『out of noise』以来、8年ぶりのアルバム。ちなみにタイトルは「非同期」という意味である。 かなり実験的なアルバムだと思う。ドラムなど、リズムがはっきりす…
AINOU アーティスト:中村佳穂 発売日: 2018/11/07 メディア: CD 2018年リリース。シンガーソングライター、中村佳穂の2ndアルバム。 一聴してボーカルの力強さをまじまじと感じた。少しエレクトロニックな加工を施しているのだが、感情とリズムにしっかり乗…
MOE MOE アーティスト:MOE SHOP,MONICO,TORIENA,YUC'e,Puniden,MYLK,maisou 発売日: 2018/07/04 メディア: CD フランス出身のアーティスト、Moe ShopによるEP。 アニメなどのカルチャーに影響を受けているジャケットや世界観に、耳とお腹に響くベースやキッ…
ジャズ【通常盤】 アーティスト:ドレスコーズ 発売日: 2019/05/01 メディア: CD 2019年リリース。志磨遼平によるソロプロジェクト、ドレスコーズの6thアルバム。 前作『平凡』ではディストピア的世界観をコンセプトにしていたが、今回も「人類最後の音楽」と…
2017年リリース。志磨遼平による流動的なソロプロジェクト、ドレスコーズの5thアルバム。 平凡【TYPE-B(初回限定盤)】CD+DVD アーティスト:ドレスコーズ 出版社/メーカー: キングレコード 発売日: 2017/03/01 メディア: CD ドレスコーズのアルバムを聴くのは…
毎年行っている、良かったアルバムの紹介を行っていこうと思う。今までは、自分が2019年に購入・レンタルしたアルバムというくくりで行ってきたが、今回は2019年にリリースされたアルバムに限定する。また、今まで10枚紹介していたが、今回は数を決めないで…
2017年リリース。ヨルダン在住のアーティスト、LemKuujaのアルバム。Discogsで確認したところ、どうやら3枚中2枚目のアルバムらしい。 business casualというインターネットのレーベルからこのアルバムはリリースされている。このレーベルは基本的にFuture F…
アルバム紹介や本を紹介するときに結構長く書いてしまう傾向があるのだが、それだとあまり数をこなすことができないので、できるだけ1000字以内におさめていければと思う。みんなに紹介したい良い物は世界に沢山あるのだからできるだけ多く紹介していければ…
2019年リリース。シンガーソングライター、柴田聡子の5枚目のアルバム。 2017年にリリースされた4枚目のアルバム、『愛の休日』に収録されている『後悔』という曲を聴いたとき、久しぶりに一聴き惚れをした。春の暖かさを感じさせるような曲調と、最後に<た…
2018年リリース。リーダーである青木龍一郎氏を中心に活動するバンド、HASAMI groupの19thアルバム。19thアルバムってすごい。 HASAMI groupの特徴は、美しいメロディの曲と鬱屈とした世界が全開の曲が混ぜこぜになった、ロック、ポップ、ヒップホップなどを…
2018年リリース。空気系の1枚目の作品。 Vaporwaveの中には、signalwave(あるいはbroken transmission)というカテゴリがある。音楽性としては、昔のCMやテレビ番組の一部をスクリューしたものにフィルターをかけて、ループさせている作品が多い。1曲1曲がか…
2018年リリース。韓国の宅録アーティスト、空中泥棒による2ndアルバム。正確に言えば、前名義の公衆道徳で1stアルバムを出しているため、空中泥棒名義としては初のアルバムになる。 公衆道徳名義で発表された前作では、アコースティックギターを中心に構えた…
2019年がいよいよ始まり、我々はそれに抗うことはできない。 毎年行っている、1年間で購入/レンタルして良かったアルバムを10枚紹介していきたい。アルバムの簡単な感想と、公式で曲をアップロードしている場合はリンクも貼っていきたい。 なお、2018年に「…
2005年リリース。ヒップホップグループ、ザマギの1stアルバムである。 ボーナストラックとは基本的に最後に入っている肩の力が抜けている曲である(度が過ぎると悪ふざけになったり、手抜きになったりするので、ボーナストラックを入れるのは意外にリスキーな…
世の中にはコンピレーションアルバムというものがある。 割と見かけるものとしては、あるアーティストの既存の曲を再編集したアルバム(ベストアルバムも含まれるのだろうか)や、とあるレーベルに所属しているアーティストの曲を詰め込んだものが挙げられる。…
Franz Ferdinand『Always Ascending』 2018年リリース。スコットランドのロックバンド、Franz Ferdinandの5thアルバム。日本にもたびたび来日しており、2ndアルバムに収録されている『Do You Want To』がウォークマンのCMで使われたり、ミュージックステーシ…
2015年リリース。t e l e p a t h テレパシー能力者とHKEからなるユニット、2814の2ndアルバム。 Vaporwaveのカテゴリーで語られることが多いこのアルバムだが、スクリュー、ループされたノスタルジアを漂わせる、真っすぐなVaporwaveからはかけ離れている。…
天気予報『雰囲気』 2017年リリース。天気予報の2ndアルバム。おかしなアーティスト名から察せられる通り、Vaporwaveに属している。 Vaporwaveには、様々なサブジャンルが存在している。その中の1つにBroken Transmission(もしくはsignalwave)というものがあ…
今年聴いたアルバムの紹介をしていく。アルバムを買う/借りるペースと、ブログを書いていくペースが全く合っていないため、どんどん溜まっていく一方である。今回紹介するアルバムもおそらくまだ雪が降っていた頃に購入したものである。 結構時期によって購…
寝る時に音楽をかけていないと安心して眠れない。無音、なおかつ眠る前は頭の中で反省文を書くのに最適な時間だからだ。音楽があったほうが気持ちよく眠れるのだが、歌詞やリズムが耳につくことがあるため、専らアンビエントを聴くことになる。 今回は寝る前…
深夜、寝落ちしそうな時に流れているテレビのCM。スーパーなどで流れている曲名があるかどうかも怪しいフュージョン。建物の中で流れる頭にのこらない音楽。それらに耳を傾けてみると、案外面白い発見があったりする。 Vaporwaveというジャンルがある。昔の…
Nicolas Jaar『Sirens』 2016年リリース。 RA(Resident Advisor)という、エレクトロニックミュージックを取り扱う音楽メディア兼ウェブサイトが存在する。その中にアルバムのレビューがあり、丁寧なことにSoundcloudやBandcampのリンクが載っているものもあ…
石野卓球『ACID TEKNO DISKO BEATz』 2017年リリース。電気グルーヴの結構ヤバい方、石野卓球の9枚目のアルバム。 前作の『Lunatique』が官能的(音楽で官能的だと思えるもの、結構少ないと思う)でかなり良かったため、今回はどうだろうかと思いつつ春あたり…
Not Waving『Good Luck』 2017年リリース。 一聴すると、無機質でゴツゴツした曲が多い。声が途中で挿入される曲がいくつかあるが、声が入ることで出る柔らかさを意識的に削ぎ落とされているように思える。声がカットアップされて、本来持つ柔らかさを感じる…
アルバム紹介の時間です。 今まで5枚いっぺんにアルバムを紹介していましたが、どのアルバムを紹介しているのか分かりづらいため、1枚1記事にします。1枚につき500~1000字程度書いていければいいと思います。長すぎず短すぎない量だと感じていますが、こと…
もう5月ですね。 今年購入した/レンタルしたアルバム紹介の第4弾です。購入した数と紹介するスピードが全然追い付いていない。時速4kmで紹介していく私は、時速10kmで購入する私に追いつけないのではないか。周回遅れになるのではないか。算数の文章題みたい…
皆さんは3月をどう過ごしましたか。 花粉が多く飛んでいるときに東京に遊びに行った結果、くしゃみや目のかゆみに悩まされ、新潟に戻れば何とかなるかな、やったか!? と思ったが全然やっておらず、今日も花粉症の症状が出ている。花粉症のせいで春が嫌いに…
気が付いたらお金が無くなっていた。 東京に遊びに行き、中古CDショップやTSUTAYA、タワレコを回り、美味しいものを食べた後、財布を見るとお金が無くなっていた。なぜ楽しいことをするとお金が無くなるのだろう。なぜ辛いことをしてもあまりお金は増えない…