不定期に行われる短歌の時間である。
Twitterに貼り付けた短歌が400首にもなった。かなり飽きっぽい性格である私にとって、これは快挙である。数年前に買った将棋の本はどこかに行ってしまい、将棋は結局上達しなかった。短歌も上達しているかは分からない。
今回は7月中旬から下旬までに詠んだ10首である。日をおいてから見てみると、満足できるものと全然ピンとこないものの差が激しい。自分が納得していないもので他人が納得するとは思えないので、読み返した時に満足できるものを多く作っていきたい。「もう二度と~」はTwitterでいいねが多くついた。ボタンを押してくれることは嬉しいことである。
【391~400】
陰日向柄した猫が逃げていく まだ太陽に嫌われている
「またお越しくださいませ」のせの音に背中を押され歩くビル街
この星で二人だけだね校庭ではしゃぐレジ袋を見てるのは
夕食後すぐ寝てしまい目覚めたら足だけ牛の柄になってた
夜明け前通る新聞配達の世界に俺は登場しない
もう二度と会うことのない友達のセーブデータを今年も残す
痛いよと歯医者に伝える左手にハイタッチしてみたら世界は
前世での俺への恨みを晴らすため激辛料理として蘇る
「私って天然だしさ。知らないの? 天然準2級も取ってるし」
もし君がシャイでなければ雨音の音程だって気づけなかった
次回もよろしくお願いします。