コムギココメコ

備忘録と不備忘録を行ったり来たり

こころのハリウッドザコシショウ

3月29日(月)

 こちらの預かり知らないところでいつの間にかラーメン屋ができていて、しかも割と評判が良かったので仕事帰りに行ってみることにした。

 経験則上、月曜日に休みのラーメン屋は多いため、あらかじめ営業時間を調べる。無駄足にならないようにしっかり営業時間を調べることが、ここ数年でできるようになった。取扱説明書をファイリングするようになったこととあわせて、成長が感じられる瞬間である。

 2月の頭にも1回行こうとしていたのだが、その時はコロナウイルスの影響で夜営業をやめていた。いくら定休日でなかったとしても夜営業が再開していなかったら全く意味が無いため併せて調べる。

 お店のフェイスブックで、夜営業が再開していることと定休日でないことを確認する。営業案内が3月の頭で途切れていることは不安要素ではあったが、まあ大丈夫だろう。

 

 ようやく昼間はあたたかくなりつつあったが、夜はまだまだ肌寒い。こころのハリウッドザコシショウが、「肌寒いでございまさあねぇ~」と言い止まなかったため、いったん家に戻ってジャンパーを羽織った。

 この文章を書きながら、そういえば第1回喚き-1グランプリを久しく見ていないなと思った。

 喚き-1グランプリはハリウッドザコシショウが主催する大会で、その名の通りネタ中に1番喚きがすごかった人を決める大会である。数年前に第1回を見た時に、出場者の野沢ダイブ禁止(虹の黄昏)の喚きでここ10年の中でもTOP5に入るくらい笑って、結構精神的にも助けられた時があったのだが、今確認したら非公開になっていた。

 家からラーメン屋までは歩いて20分近くかかる。住宅街の街灯は少なく、車通りもほとんどない。

 空腹の影響がお腹だけでなく、足にまで及んでいるなと考えているうちに、ラーメン屋まで辿り着いた。しかし、駐車場には車が無く、店の明かりもない。スマートフォンフェイスブックを見たが、何も書いていない。お店を覗いてみる気にもなれず、来た道を引き返した。

 その後、20分以上歩いて二郎系めいたものを出している別のラーメン屋に行った。個人的には可もなく不可もないお店なのだが、夕食が完全に二郎系ラーメンでロックされていたし、別のラーメン屋で最後に食べたのは5年近く前だったため、もしかしたら美味しくなっている、美味しく感じるかもしれないという可能性に賭けていた。

 

 くたくたになりながらラーメン屋に入り、二郎系めいたものを食べた。人の味覚は数年経過しただけでは大きく変わらないことが分かった。