コムギココメコ

備忘録と不備忘録を行ったり来たり

小分けにされた生活感

4月17日(日)

 アパートから搬出した部屋の中身が午前中に届くとの連絡を受けた。生活感は十数個の段ボールでおさまる。生活感を表現するのにこの段ボールの数が多いのか少ないのかは分からない。

 8時から18時という時間指定だったため、もう時間指定ではなかったのだが思ったより早めに来てくれて一安心だ。

 到着したトラックから段ボールが次々に吐きだされ、小分けにされた生活感をスタッフが3人でこちらが指定した位置に置いていく。

 図に表すと以下の通りだ。

 

□パワー三 □パワー三 □パワー三

※□:荷物 パワー:引っ越し業者のスタッフ 三:速度感

 

 30分かからないくらいで荷物の搬入が終わる。あっという間だ。

 今まで住んでいた土地はやたらめったらラーメン屋があったのだが、今回の土地はラーメン屋があまりない。ラーメンを食べるという実績を解除するためだけに、なんとなくラーメンを食べてしまうこともあったので、外へ食べるラーメンに対して特別感を取り戻すのにはいいのかもしれない。

4月25日(月)

 無職になったことを宣言しにハローワークに向かう。窓口で紙を渡されたので必要な情報を書いていく。大小さまざまな鉛筆がケースにおさめられていて、比較的とがっているものを手に取った。

 年々鉛筆を使うことが無くなってきている。シャープペンシルがなぜか禁止されていて、鉛筆のようなシルエットにカモフラージュされたシャープペンシルを持ってきていた生徒がもてはやされていた小学生を終えてしまうと、高校生まではシャープペンシル、それ以降はボールペンをメインの筆記用具として使うようになった。

 高校の後半くらいから使っていたマークシートが塗りやすい鉛筆を最近まで筆箱に入れていたのだが、一緒に入れている付箋やiphoneのイヤホンのアダプターが黒ずんでいったため、誕生日のプレゼントで筆箱を貰った時に移行しなかった。

 必要な項目を全て埋め、職員からの質問をいくつか受ける。自分がいかに無職であるかを話し、職員が紙を見ながらキーボードを叩いていく。話が終わると別の窓口に行くように指示された。

 2階へと上がり、書類を箱に突っ込んで待つ。小説数ページ分の時間が経った後、名前を呼ばれた。先程とは別の職員に雇用保険に関する説明を受ける。定期的にハローワークに行く必要があるらしい。

 

 帰りにラーメンを食べて帰る。替え玉を頼んだらお腹がけっこうきつくなった。大盛りや替え玉は頼むものから迷うものに変わっていき、最近ではあきらめるものになりつつある。