今回も短歌である。脳を占めるものが最近短歌ばかりなのでしかたがない。もう少しほかのことも考えたほうがいいのかもしれないが、最近は考えるとすぐ概念や人間について考えてしまうので、短歌のことを考えていたほうが安定するだろう。
271首目から280首目までの短歌である。気に入ったものがあれば幸いである。
【短歌271~280】
必修を5回休んだ先輩が2回休んだ後輩叱る
白菜の芯までとけていくように眠るふたりをつつむ朝焼け
君を敷き眠る布団はふわふわの朝焼けにつつまれて寝返り
人混みで呼吸をしたい 干からびたサーモン無菌室でも笑え
学食の森できみの笑い声が光りわたしが見つかっていく
半額の弁当に残る漬物涙と和える元鍋奉行
放課後の光でつぼみふくらんで終点へと走り出す少女
校庭で息絶える風船を抱いてお前が鬼と走る瞬足
ほら見てよ人差し指の長さなら人体模型に負けていないわ
今はフォーム探しの旅をしているため、何を意識しているのかバラバラである。早く自分にあったフォームを見つけたいものだ。