コムギココメコ

備忘録と不備忘録を行ったり来たり

学生と爆弾

お元気ですか?

 

4月ももう7回の裏あたりまできている今日この頃は、「新歓」という時期ともぶつかり、多くの学生が夜にワイワイガヤガヤしている。先日、飲み会の現場の近くを通ったらどんちゃん騒ぎを地でいくような騒々しさだった。

なぜ騒ぐのか。

物事に理由は必ず存在する。例え理由は無いと言っても、理由が無いことが理由になる。学生が飲み会でどんちゃん騒ぎをするのにも理由があるはずだ。私はいくつか理由を考えてみた。

 

①楽しいから

飲み会の場がとても楽しい、もしくは楽しげな雰囲気で、自分も盛り上がってしまい、結果としてどんちゃん騒ぎを起こすという理由がまず考えられるだろう。しかし、アルコールが苦手な学生、あまり騒がしいのが苦手な学生もいるかもしれない。それでも、楽しい雰囲気が好きな学生の声は大きいものなので(これは経験則から述べている)、結果としてどんちゃん騒ぎを全員が行っているように見えるのかもしれない。

 

②居場所がなくなるから

人と違う行動をすると、集団の中で浮く。また、集団が行っていることを否定する、冷めた目で見ると言うのも集団から浮く原因の1つである。飲み会で楽しい雰囲気を醸し出している人々の前で、黙っていると怪訝な目で見られることが往々にしてある。また、飲み会でどんちゃん騒ぎをしているメンバーは基本的に集団のカーストでは上の方にいる場合が多い。その人たちから怪訝な目を向けられるという事は、集団の中で浮く寸前になっている。人は集団から疎外されるのを嫌う。そのため、どんちゃん騒ぎをすることで、「私は集団の意志に従っている」というのを明確に示そうとする。そのため、結果としてどんちゃん騒ぎをするのかもしれない。

 

③脅されている

例えば、銃を向けられて、「手を上げないと撃つぞ」と言われたら、おそらく手を上げるだろう。それと同じで、誰か飲み会の中にいるテロリストが学生たちに首輪型の爆弾をつけ、「この装置は、10秒間半径3m以内で音が80デシベル以上出ていないと爆発する仕組みになっている。死にたくなかったら騒ぐんだな(自身も死にたくないので80デシベル以上の声で説明している)」という緊迫した状況になっているのかもしれない。そのため、学生は騒ぐ。大声で騒ぐ。全ては自分の命のために。しかし、ニュース等で飲み会で爆発事故が起こったという話は聞いたことはない。可能性としては少し薄い。

 

他にも踊り念仏の一種、何らかの宗教などが考えられたが、上の3つと比べると大分根拠に欠ける。おそらく、学生は騒ぐことに関して明確な考えを持っておらず、雰囲気が高揚して、声を出してみたら、大きな音が出たくらいにしか思っていないのだろう。

 

文学フリマ、行けないことが判明。5月4日に予定が入っていたのをすっかり忘れていた。どうしよう。予定が入っている方はベニヤ板とか立てかけておけば多分私だと認証してくれるだろうか……