コムギココメコ

備忘録と不備忘録を行ったり来たり

2018年に購入/レンタルしたアルバム紹介③

 皆さんは3月をどう過ごしましたか。

花粉が多く飛んでいるときに東京に遊びに行った結果、くしゃみや目のかゆみに悩まされ、新潟に戻れば何とかなるかな、やったか!? と思ったが全然やっておらず、今日も花粉症の症状が出ている。花粉症のせいで春が嫌いになってしまった人もいるだろう。春は何も悪くないのに。

 

 今回はアルバム紹介第3弾である。記事の更新のペースと、アルバムを購入/レンタルするペースが釣り合っていない。気力を増やして記事を書いていきたい。

 

 今回は以下のアルバムについて紹介していく。

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 左上から時計回りに、

Captain Beefheart & The Magic Band『Trout Mask Replica』

James Blake『Overgrown』

Jaga Jazzist『A Livingroom Hush』

David Bowie『Low』

Primal Scream『Screamadelica』

 

である。前回は邦楽が多かったが、今回は海外の作品で占められている。

 ジャケットのインパクトが凄い『Trout Mask Replica』を制作したキャプテン・ビーフハートは、かの有名なフランク・ザッパの友人だったらしい。ギター、ベース、ドラムがあらゆる方向に散らかりながら、ビーフハートのしゃがれ声のボーカルが炸裂する。酔っ払いがフラフラ道を歩いている音楽は、一見何の計算もされていないように見えるが、実は何か月もバンドで練習を行った成果の結晶だったりする。計算された千鳥足なのだ。

『Overgrown』はエレクトロニカに属する作品である。前作『James Blake』と同じく、物静かで冬を思い浮かばせるような音楽だが、前作よりも盛り上がっていく場面があるように感じた。8曲目の『Voyeur』が良い例だろう。全曲に渡って特徴的なのが、James Blakeの声であり、哀しみを湛えた声が荒涼な風景を思い起こさせる。

『A Livingroom Hush』はジャズとクラブミュージックが融合したアルバムである。 Jaga Jazzistは現在、クラブミュージックやエレクトロニカを聴いているとよく名前が挙がる『Ninja Tune』というレーベルに所属しているが、この作品は所属する前に作られたものらしい。『Ninja Tune』所属で、ジャズとクラブミュージックを融合した作品を作っている集団と言うと、The Cinematic OrchestraやSkalpelが挙げられるが、このアルバムは上記のグループよりもアッパーな雰囲気を漂わせている。顕著なのは1曲目の『Animal Chin』で、ジャズにしてはドラムが狂ったように叩かれているように思える。しかし、ゆったりとしたナンバーも時々顔を出し、緩急の効いたアルバムとなっている。

『Low』は、ロックスターとして名が挙がる David Bowieによる作品である。アンビエント界の大御所、Brian Enoと共に作られた。David Bowieは有名だけど、アルバムを聴いたことがなかったなと思い、レンタルした。もっとロックロックしてるのかと思ったが、穏やかさを感じさせる曲が多いように思えた。Brian Enoが携わっているためだろうか。後半に進むにつれアンビエント色が強くなっている。

『Screamadelica』は、ジャケットだけ知っていた。アイドルグループのゆるめるモ!がジャケットのパロディを行っていたと思う。味付けの基本はロックだが、ダンスミュージックも振りかけられている。2曲目の『Slip Inside This House』はロック+ダンス+サイケも少々と言う感じで、かなり好みだった。全体的に太陽の光が差し込んでくるような曲が多いアルバムだと感じた。

 

 最後に紹介したアルバムの曲を一部リンクとして載せておく。

www.youtube.com

 

 

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