コムギココメコ

備忘録と不備忘録を行ったり来たり

行ったことのない喫茶店、OMY、いき延びるたび

3/12(木)

 行ったことのない喫茶店に行った。駅ナカだが建物の奥にあるため、なかなか行く機会がなかった。何回か横を通ったことがあるが、なかなか雰囲気が良さそうだったので、今回意を決して行くことにした。 

 席に案内される。座席の背中が柔らかい生地になってて、背を預けるのにちょうどいい。メニュー表を見て一番上に書かれているブレンドコーヒーを注文した。メニュー表の一番左もしくは上に書かれているメニューは、お店のおすすめであることが多い。

 数分して、コーヒーが届いた。苦みがある程度あって、酸味が少ない。飲みやすい味だと思う。ブラックでもまあ飲めるが、基本的に甘いもののほうが好みなので、砂糖やガムシロップを使った。基本的に甘いものは美味しい。そういうチップが生まれた時に脳に組み込まれるのだ。

 喫茶店に数十分滞在した後、近くにあるBOOKOFFに立ち寄った。邦楽・洋楽のCDコーナーをあ行から確認していく。OMY(Oriental Magnetic Yellow)の『弱気なぼくら』が売っていて購入を検討したが、7000円以上したので断念した。Amazonのページを見たら15000円もした。プレミアになっている。

弱気なぼくら/NERVOUS

弱気なぼくら/NERVOUS

  • アーティスト:O.M.Y.
  • 発売日: 2001/06/06
  • メディア: CD
 

  名前やジャケットからしても、YMOのパロディだということは分かる。曲も原曲の雰囲気が残っているため、メロディを口ずさむときに原曲とごちゃ混ぜになりそうだ。

 他にはあまり収穫もなく、家に帰った。

 

3月14日(土)

 家に帰ると、中村佳穂『きっとね!』の「いき延びるたび いき延びるたび」というフレーズが頭の中で鳴り響く。

www.youtube.com

 前後の文脈やフレーズは消えていき、「いき延びるたび いき延びるたび」とひたすらに鳴り続けている。

 死ぬという行為は、体力や気力をかなり消費すると思っている。生から死という別の世界へ飛んでいくのに、何も必要としないというのはあり得ないだろう。

 そんな体力も気力もないので、もう少し現実的な選択肢として、とりあえず生き延びるという行為を選ぶ。1日をどうにか終えること、住んでいる部屋に戻ってこれること。それが今のところの目標だ。

 部屋に戻ってくると、「いき延びるたび いき延びるたび」が頭の中で鳴る。曲は続きのフレーズがあるけれど、いったん私の中で消化された「いき延びるたび いき延びるたび」は、次のフレーズをもたない。同じところをずっと繰り返し、後ろに戻ることも、前に進むこともしないのだ。