コムギココメコ

備忘録と不備忘録を行ったり来たり

毎日がニュース、生きてて恥ずかしくないの、私のことを

2月16日(日)

 神聖かまってちゃんの『毎日がニュース』をよく聴いている。

 きっかけはYoutubeの関連動画だ。ここから様々な曲を聴いてアルバムなどを購入・レンタルしているので、非常にありがたい存在である。最初は『るるちゃんの自殺配信』が関連動画にあがってきた。

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 神聖かまってちゃんは『ロックンロールは鳴り止まないっ』しか知らなかったので、他にどういった曲があるのだろうと気になり再生した。

 この曲も自殺配信という重いテーマをファンシーな曲調にのせていて面白かったのだが、関連動画に出てきた『毎日がニュース』に心を揺らされた。

 

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 疾走感のある曲と少年・少女期の不能や絶望の真っ只中で光るような歌詞だと思う。

 特に2番のBメロの『生きてて恥ずかしくないの 勉強中よ』という部分で心をぐらぐらにされる。生きてて恥ずかしいというのは20代後半になっても時々思うし、そういった気持ちに対してまだ勉強中なんだという、抗うような気持ちもある。

 この文章を書いているのは5月末だが、時々シャワーを浴びている時などに『生きてて恥ずかしくないの 勉強中よ』を思い出す。恥ずかしくないと思わない日のほうが少ない気もするが、勉強中であることにしておきたい。

 人生をどこまでモラトリアムにできるかで、生き延びることができる期間が変わってくる気がする。社会への実践みたいなところからどうやって離れていくか、が今後のポイントなのかもしれない。

 他にも『Girl2』という曲にハマった。 

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  怪しいポップさが魅力的だ。おそらくシンセのリフレインが怪しさを引き立てているのだと思う。PVも曲の雰囲気に合っている。

 上記で紹介している曲は『児童カルテ』というアルバムに収録されている。

児童カルテ

児童カルテ

 

  20代後半でここまで心を揺さぶられるのだから、もっと多感だった10代あたりに聴いていたら狂っていたのかもしれない。高校生の頃、精神がウワーになった時に倉橋ヨエコの『夜な夜な夜な』を聴いて、「これは私のことを歌っている」と本気で思った。「夜は自己嫌悪で忙しい」というフレーズは初めて聴いてから約10年経っても全くホコリを被ることなく、頭の中に存在している。

 高校生~大学生あたりの精神で、ずっと生き続けてしまうような気がする。