2月26日(金)
吉澤嘉代子『サービスエリア』を最近よく聴いている。
途中からドラムが入ってくるところや、Bメロで声に力が入ってくるところのスピードの上がり方、サビに入る直前にアクセルが1回離されてサビで一気に踏まれるところが楽しい。
また、2番のAメロの歌詞に惹かれた。
「自動ドアのまばゆさに引きよせられ力つきた夜の羽を見た」の光と闇の位置移動と融合が面白かった。街灯に虫が引きよせられる現象は、夜の中に光があり、光の中に虫が引き寄せられていく。上の歌詞だと、一番外側にあった夜が一番内側に移動して、虫と融合している。その結果、まだ一番外に残っているはずの夜が視界から消えるようになっている。
この歌を聴き始めてから今に至るまでに情報は更新され、この曲が入っているアルバムもリリースされた。早めに購入したいところだ。
購入したいアルバムが増えてきているのだが、今年は出費がかさみそうな予定があるため、セーブしなければいけない状況が続いている。聴きたい音楽を全てアルバムという形態で購入していくと、生活のための資金を侵食しかなければならなくなる。気になる音楽をもっと気軽にチェックするために、そろそろ音楽のサブスクリプションも検討していく必要があるのかもしれない。
3月22日(月)
日記を書くためにつけているメモが約1か月間空いた。3月は仕事が繁忙期だったため、メモをつけるということを忘れていたのだろう。
そしてようやくメモのことを思い出したこの日に書かれていたことは「想像力の枯渇」だった。
大学生の頃は想像力の蛇口が緩かったような気がする。サークル活動に精を出しながら、Twitterでひたすらネタをつぶやいて、時々小説を書いていた。
ある時期を境にネタはほとんど思いつかなくなって、ネタを絞り出すようになった。ツイートをいじくり回すことで時間を浪費していた。フォロワー数が自分の背丈よりもはるかに多くなってしまった結果、いいねにとらわれすぎていたことに気が付くまでかなり時間がかかった。
今はネタを絞り出すのをやめて、思いついたこと呟くようにしている。一見して絞り出しているのか思いついているのかは見分けがつかないが、よく分からないスリップダメージは減ったような気がする。
いかにスリップダメージを最小限にしていくのかが、あらゆる面で今後も課題になってくると思う。