コムギココメコ

備忘録と不備忘録を行ったり来たり

2023年の過ごし方

 ここ数年は東急ジルベスターコンサートをテレビで見ながら年を越している。年越しに添えられるカロリーが少ないからだ。

 

 今年は友人が地元に帰ってきていないため、初日の出は見に行かなかった。そこそこ睡眠時間を確保し、起きて雑煮を食べ、餅の個数の見積もりを間違えた。来年以降、雑煮に餅を3個入れることはおそらくないだろう。

 腹ごなしに音楽を聴きながら地元の神社まで歩く。2023年に最初に聴いたアルバムはThe Chemical Brothers『Push the Button』にした。新年なのでテンションを上げたかったからだ。

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 神社は10人ほど参拝の列ができていた。3分ほどで自分の番になりお参りを済ませる。お守りを買った後おみくじを引いた。迷わず最初に掴んだものを引き上げると良いくじが引けるような気がして、実際大吉だった。去年はコメントが少し厳しめの大吉だったが今年はポジティブなコメントが多かった。大吉にもグラデーションがあるのだ。

 例年おみくじは割と良い結果のことが多いのだが、あまりおみくじの結果を実感できた場面は少ない気がする。ここで運をある程度使っているのではないかという疑念もわいてくるが、だからといって凶を引いたらテンションは下がるだろう。

 そろそろおみくじの勝ち逃げをしたほうがいいのかもしれない。

 

 昨年は以下のような目標を立てた。

  1. 本を20冊以上読む
  2. 短歌連作のネットプリントを3回以上出す
  3. 掌編小説を5本以上アップする

 

 1は達成することができたが、2と3は未達成となった。

 昨年を振り返ってみると、本は定期的に読むことができたが、創作活動は停滞していたように思える。作った短歌は例年とあまり変わりなかったが、歌会にほとんど参加しなかった。小説は文学フリマ東京で1つ書いただけに留まった。創作活動に充てられるだけの気力がない日もしばしばだ。

 このような状況を考慮しつつ、2023年は以下のようなテーマと目標を立てた。

 

【2023年】

テーマ:少しでもいいからなるべく毎日取り組む

①本を35冊以上読む

②小説を5本以上書く

③短歌のネットプリントを2回以上配信する

 

「今日は○○に取り組めなかった」という事実が、じわじわと自分の精神を蝕んでいくため、1分でもいいので短歌や文章を書くことに取り組んでいければと思う。

 また、毎日10分×3セット読書する習慣が去年の途中から身についてからは、例年より本が読めているような気がする。今年も続けていきある程度本が読めればと思う。他にも、年に1回ほどしか小説を書かなくなってしまっているので、短くてもいいので小説を書いていければと思っている。アイデアはいくつかあるので形にしていきたい。

 短歌に関しては、昨年第5回笹井宏之賞に応募しMoment Joon賞をいただくことができた。2月頃には連作が読まれ始めるため、どういう読まれ方をするのか今から楽しみでもあり少し不安でもある。笹井宏之賞に応募したあたりから連作を作るのが楽しいフェーズに入ってきたため、ネットプリントなどで配信できればと考えている。

 生活と創作のための気力は、睡眠時間にかなり左右される。だらだらと起きてしまうことがしばしばあったため、今年は寝る時間になったらすぐ床に就くことを心がけていきたい。

 

たとえば早く寝るだけで 心が強くなれること

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 2023年が終わる時に、上手くやれていたと思えれば嬉しい。