コムギココメコ

備忘録と不備忘録を行ったり来たり

大吉のグラデーション

2022年1月1日(土)

 新年を『東急ジルベスターコンサート』をテレビで見ながら迎えた。ここ数年はずっとテレビ東京でこのコンサートをみて年越しをしている。比較的番組のカロリーが少ないところが良い。テレビ番組によっては最近精神が胃もたれするようになってきていて、あまり良くないことだと感じている。一応ジャンプしておくかと思い、年越しに合わせてジャンプもする。

 今年も無事年を越すことができた。2021年に取り残された皆さんは、何かしらの方法で追いついてきてください。

 友人と初日の出を見に行く予定なので早めに布団にもぐったのだが、ネットサーフィンを数十分してしまった。

 

 5時半頃に目が覚め、しっかりと服を着こむ。カイロをお腹と背中に貼る。広義のサンドイッチだ。

 外に出て待ち合わせ場所の友人宅へ向かう。時間帯にしては人とすれ違うことが多い。みんな初日の出を見に行くのだろうか。かなりの寒さだったため途中で自販機にてあたたかいミルクティーを買い、友人たちと合流した。

 地元には土手があり、年に1回だけ初日の出を拝むためのスポットとしての役割を担う。土手は新しくコンクリートで舗装され、幅も広くなっていた。

 休職していた時に散歩がてら土手を歩いたことがあった。歩くのにちょうどいい気温で、桜も咲き始めていた頃だった。最終回のような気分になったことを今でも覚えている。スタッフロールが流れていたと思う。あなたは私のスタッフロールに名を連ねているが、別のあなたは載ることがない。

 15分ほど喋っていると初日の出らしきものが見えてきた。しかし3つほどあった。太陽の光が見えてきたと思ったら引っ込んだりもした。さっき3つくらい太陽がなかったか? ちょっと引っ込んでいないか? みたいな話を友人たちとする。橋が地平線の手前に陣取る場所だったため、変な見え方をしていたのかもしれない。

 そんな話をしているとスーッと太陽が現れた。肉眼で見て、写真にもおさめる。ズームした結果解像度が悪くなり、2枚に1枚は抽象画みたいになってしまった。

 

 

 初日の出を見終わった後はその足で近くの神社に向かい、お参りを行い、おみくじを引いた。大吉だ。昔、父親が買って渡してきたおみくじが凶で、自分で買いなおしたことがあった。友人の1人も大吉だったが、コメントが自分のものよりポジティブ寄りだった。手放しの大吉やギリギリ大吉など、大吉にもグラデーションがあるのかもしれない。

 自宅に戻り、雑煮を食べる。去年の早い段階で、もちを3つ入れようと思っていたので実行に移した。コートのポケットに入れていたミルクティーは冷たくなっていた。

 

 みなさんは去年のいつ頃から雑煮に入れる餅の数を考えていましたか?